昭和のマストアイテム『テレホンカード』 実用目的以外に高まる“収集”ニーズ 購入者9割は男性 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

昭和のマストアイテム『テレホンカード』 実用目的以外に高まる“収集”ニーズ 購入者9割は男性

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 携帯電話が普及するまで、駅や学校には必ずと言っていいほど公衆電話が設置されていました。1980年代にはプリペイド式の「テレホンカード」も広く普及しましたが、2019年3月にNTTの無地テレホンカードの販売が終了。需要も薄れているのかと思いきや、現在はコレクター熱が高まっているのだそう。発売当初の売れ行きやニーズは、時代とともにどのように変化していったのか? 当時、テレホンカードをメインとして印刷していた株式会社アンリの中間さんにお話を聞きました。

--当時の売れ行きやニーズについて教えてください。

【中間さん】 企業の販促物としての側面だけでなく、観光地やテーマパークの商品としての需要も多くありました。平成初期が売り上げのピークで、毎月50~60万枚を納品しておりました。内訳としては、観光地やテーマパークの絵柄もありましたが、企業の広告ノベルティが約80%以上を占めていました。

--その後、時代の変化とともにニーズや用途も変化しているのですよね。

【中間さん】 携帯電話が普及したことで公衆電話が減少していくなか、マニアの方々のコレクターズアイテムとしての需要が高まってきました。現在いただくご注文のなかには、実用品としてではなく、あくまでもコレクション目的のアイテムとして、アニメ印刷のご依頼なども多くあります。

時代とともにニーズや用途は変化していますが、現在までに発行されたさまざまなプリペイドカードのなかでも、テレホンカードは日本全国の大人から子どもまで、誰もが知っているプリペイドカードだったと思います。

--現在製造を行なっているクオカードも、テレホンカードと同じ変遷をたどっているのでしょうか。

【中間さん】 観光地やテーマパークの販売物としての需要は少ないですが、企業の販促物や記念品、さらに個人様のホールインワンなどの受賞記念品としてのニーズは現在も続いています。

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 やはり、テレホンカードやクオカードのように、プリペイドカードはノベルティとしてのニーズが高まる傾向にあるとのこと。販促物としてはもちろん、記念品としても手軽で扱いやすいアイテムなのかもしれません。

 実用品としてではなく、コレクションアイテムとしての需要が増しているテレホンカード。大阪駅前第3ビルにある「チケットCABIN 大阪駅前第3ビル店」では、さまざまな種類のテレホンカードを取り扱っているのだそう。公衆電話が減少する一方で、なぜ今もなお販売を続けているのか、お話を聞いてみました。

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Clip | ラジオ関西 | 2022/06/23/木 15:00頃~

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