--テレホンカードを販売することになったきっかけは何でしょうか。
開店から13年ほどになりますが、オープン当初から置いていたと思います。テレホンカードや切手などに興味のある方、レアもの好きの方が多かったのがきっかけです。
もともとはチケット販売店なので、コロナ前はせわしない日々を過ごしていましたが、現在ではお客さまにじっくりと店内を見てもらえるようになりました。今後も、今まで来てくださっているお客さまを大切にしていきたいです。
--どのような方が訪れるのでしょうか。
週に2〜3回のペースで来られる方や、毎日のように来られる方もいます。男女比としては男性が9割を占めており、上は80代の男性までいらっしゃいます。若い方ですと、商品の物珍しさから購入されるということもありますね。グラビアや芸能人のものを購入される方もいますが、意外と売れるのは競馬シリーズ(約450円)です。
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店頭には、グラビアや歌手などの芸能人デザインをはじめ、競馬、野球、アニメなど、多種多様なテレホンカードが並んでいました。当時は便利な実用品として使われていましたが、好きな人やモノを肌身離さず持っていられる、お守りアイテムのような役割もあったのかもしれません。公衆電話そのものは少なくなっていますが、テレホンカードブームは時代を問わず、今後も続いていく予感です。
(取材・文=弘松メイ)