神戸っ子が一度は訪れる『しあわせの村』 「誰もが楽しめる総合福祉ゾーン」 パラアスリートの練習場にも

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 兵庫県神戸市北区にある「しあわせの村」をご存知でしょうか。神戸市民にとっては親しみ深く、市内の小学校や幼稚園などに通っていた人なら「行ったことある!」と懐かしく思う存在なのだとか。

 しかし、「しあわせの村」という名前は、なんとなくファンシーなイメージだけが浮かんでしまい、県外の人間からすると一体どういった場所なのか想像がつきません。そこで、しあわせの村を運営する「公益財団法人こうべ市民福祉振興協会」(神戸市北区)の小脇さんに詳しく話を聞きました。

 神戸の中心地・三宮から車を25分ほど走らせた場所に位置するしあわせの村。約205ヘクタール(甲子園約53個分)という広大な土地には、キャンプ場や宿泊施設をはじめ、レストランや温泉、プール、テニスコート、ジップラインなどが楽しめるアスレチックエリアなど、アクティビティがずらり。

神戸市北区にあるしあわせの村(提供=公益財団法人こうべ市民福祉振興協会)

 なんとも楽しそうな設備が充実していますが、しあわせの村は、ただのレジャー施設ではありません。1989年4月23日、神戸市の市制100周年記念事業のひとつとして「開村」したしあわせの村は、子どもから大人、そして高齢者や障がいのある人まで、それぞれに楽しめる「総合福祉ゾーン」なのです。

「1977年に神戸市は『神戸市民の福祉をまもる条例』を制定しました。条例の中では『与えられる福祉』から『創りだす福祉』を目指しており、その理念を具現化したのがこの『しあわせの村』です」(小脇さん)

村内にある障害者支援施設 (提供=公益財団法人こうべ市民福祉振興協会)

「誰もが楽しめる施設」を目指しているだけあり、宿泊施設内には、車いす利用に対応した部屋や身体が不自由な人が使いやすい浴場などの設備が用意され、誰もが快適に宿泊できるよう配慮されていることが分かります。

 アーチェリー場やプールなどスポーツ施設も豊富で、パラスポーツの支援にも力を入れているのだとか。

「村内の体育館や運動場は、2021年に盛り上がりを見せた『東京パラリンピック』に出場するアスリートの練習会場としても使用されました」(小脇さん)

 また、神戸市内外の小中学生や保育園・幼稚園の、日帰り遠足・宿泊学習の場所として利用されることもあります。

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