北欧発祥のスポーツ「モルック」 4歳と92歳の対決も “聖地”【川西市】には「モル割」や専用施設 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

北欧発祥のスポーツ「モルック」 4歳と92歳の対決も “聖地”【川西市】には「モル割」や専用施設

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 木でできたピン“スキットル”を、同じく木製の棒“モルック”を使って倒し、その点数で競うスポーツ「モルック」。

 フィンランドの福祉会社が1996年に開発したゲームで、フィンランドのカレリア地方で古くより伝えられてきた「kyykkä(キイッカ)」というゲームが元になっています。

投げる角度や力加減など、奥深いスポーツ(提供=川西モルックの会)

 日本でもメディアに取り上げられたり芸能人プレイヤーがいたりと、競技人口が増えつつあるモルックですが、兵庫県川西市が、いま「モルックの聖地」として注目を浴びています。

 そこで、川西市でモルック大会を開催し、普及活動に力を入れる「川西モルックの会」の会長、中(なか)博司さんに話を聞きました。

代表・中博司さん(提供=川西モルックの会)

 なぜ日本の川西市が、北欧のスポーツであるモルックの聖地とされているのかが気になるところ。じつは、川西市満願寺町の満願寺には、「金太郎」のモデルとされている坂田金時のお墓があります。そのお墓の前にあるヒノキがスキットルの形に似ていることから、プレイヤーを中心にゲン担ぎの場所としても知られていくようになりました。

 そんな川西市で2019年に「川西モルック会」を立ち上げた中さん。運営の5人と選手メンバーの2人にくわえ、毎月の大会や体験会などによく参加するプレイヤーが50人ほどいるそう。

「僕の本業は刻印屋(木材に刻印する仕事)なのですが、たまたまモルック選手から『モルック棒に刻印してほしい』と依頼されました。それ以降、モルックにどっぷりとハマり、ことあるごとに練習するように。そのうちに、モルックに関する問い合わせや『体験会をしてほしい』などの声が寄せられるようになり、会を立ち上げました」(中さん)

「活動を発信することで、より多くの人たちに活動を知ってもらえたら」という気持ちから、SNSやメディアでの発信を続けてきたモルックの会。初心者でも参加しやすい「キセラモルック体験会」や「満願寺モルック練習会」、個人戦の大会「川西モルック合戦」などを開催してきました。

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