淡路島の『廃校』を購入・研修宿泊施設として再生 「成長のプラットフォームに」 神戸・須磨北造園土木 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

淡路島の『廃校』を購入・研修宿泊施設として再生 「成長のプラットフォームに」 神戸・須磨北造園土木

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セミナールームの様子
黒板がそのまま残されている客室

「淡路の西海岸が盛り上がっているので、卒業生や地元の人を集めるとともに、島外からのお客さんも集客できたらと考えています。日本は海に囲まれた国なのに、海での遊び方が下手だと聞いたことがあり、そうしたことを教えるような場所にできればな…と模索しながら進めています」(席定さん)

 卒業生がこの場所を訪れた際、以前学んだことを思い返し、さらなる学びにつながるような場所にできればと願う席定さん。「成長のプラットフォームになる場所として展開していきたい。自分がどうあるべきなのかを考え直してもらえる研修の場になれば。子どもの頃に何になりたかったのか、入社したときにどのような思いを持っていたのかを見直してもらえるような施設にできればいいですね」と今後のビジョンを語った。

 同社が複数展開する事業の中に、ダンススタジオもある。講師は、「ダンスがうまくなって東京で活躍したいという人よりも、ダンスを子どもたちに教えて元気に喜ばせたいと考える人の方を選ぶ」のだという。“スキルフィット”よりも“カルチャーフィット”という考え方を大切にしている席定さんらしい判断基準だ。

 席定さんは、「コロナ禍で大変なこともたくさんありましたが、変化に対しては普段から免疫があります。この波にどう乗るかな…と考えながら日々動いています」と前を見据える。「造園」は自分の居場所である“園”を“造る”と書く。様々な事業を通して、会社の従業員や地元の人ら、多くの人々の“居場所”を生み出していく須磨北造園土木の今後の動きにも注目したい。

株式会社須磨北造園土木、代表取締役の席定京吾さん(写真左)とラジオ関西の三上公也アナウンサー ※撮影時のみマスクを外して撮影

※ラジオ関西『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2022年6月28日放送回より

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