兵庫県神戸市の六甲アイランドにある「神戸ベイシェラトン ホテル&タワーズ」(東灘区)が、6月25日、開業30周年を迎えた。ロビーの一部やフロントカウンターなどがリニューアルされたほか、クラブラウンジの拡張や客室の改装を進めるなど、これからも「地域密着、地域の人に愛されるホテル」を目指す。
同ホテルは1992年に開業。95年の阪神淡路大震災では大打撃を受けたが、営業を続けてきた。2011年に株式会社ホテルニューアワジが3代目の運営会社となり、「ローカルな魅力で世界をおもてなしする」ことをコンセプトにリニューアルを進めてきた。
14年には源泉かけ流しの温浴施設・神戸六甲温泉「濱泉」をオープン。客室も畳や露天風呂付の部屋など和の要素を取り入れた。
そしてこのほど、2階のロビーの一部がリニューアルオープン。「自然の素材を大切にした伝統的な形を現代的にアレンジしたネオクラシック」をイメージしたといい、アイランド型のフロントカウンターなどからは木のぬくもりを感じられる。
ロビーのリニューアルは現在も進行中で、今後、いろいろな形のソファなどが配置される予定。
このほか20年にはペットホテルや犬の幼稚園など4つの要素を備えた「シェラトンドッグ」、21年には地域のコミュニティづくりや食の取り組みとして、貸農園「シェラトンファーム」をオープンした。