【田淵さん】 単純な作業を黙々と続けるというのは、存外楽しいものですよね。私自身も、子どものころにヒモを編んで遊んでいました。最近、「一定のリズムを刻む運動を反復して行うと、セロトニン（心のバランスを整える、幸せホルモン）が出る」という記事をよく目にしますが、リリアンも当てはまるのかもしれないですね。
さらに、ただヒモを編むだけでなく、最終的に作品にできるところがまた楽しいと思います。ワンダーリリアンが「今まで手芸をしたことがないけど、何かかわいいものを作りたい！」という、みなさまの手芸の入口になったらいいなと思います。
－－靴下など、大きなアイテムを編むことのできるツールもあるそうですね。
【田淵さん】 お客さまのなかには、「棒針（ぼうばり）編みにチャレンジしたいけどむずかしそう」「少しやってみたけど挫折した」という方がいらっしゃいます。そんななか、くつ下を編むのがはやり始めた際に「編み物ができなくても靴下が編める」道具として、2015年に「オーバルニットルーム」（1650円）を発売しました。
リリアンもですが、オーバルニットルームは棒針編みの基本となる「メリヤス編み」ができる道具です。そのため、靴下以外にもリストウォーマーやペットボトルカバーなどを編むことができます。
－－ほかにもおすすめの手芸ツールはありますか？
【田淵さん】 タッセルを作れる「タッセルメーカー」（990〜1210円）や、ポンポンが作れる「スーパーポンポンメーカー」（638円）です。
また、衣類を補修する際に用いられる針仕事のひとつに、ヨーロッパの伝統的な技法「ダーニング」というものがあります。この作業に欠かせない道具「ダーニングマッシュルーム」も含めた、簡単に使える手芸用品や、縫い針や編み針などの定番商品も幅広く取り揃えております。
