中国ロケにより壮大なスケールで映像がつくられた「キングダム」実写版の第2作が完成しました。『キングダム2 遥かなる大地へ』が7月15日(金)から公開されます。
紀元前、中国の戦国時代です。西の果てにある国・秦。戦争で身寄りをなくした少年・信(しん)は、天下の大将軍になるという夢を持っていて、幼い頃から武術の腕を磨いてきました。信は、幼なじみの漂(ひょう)にそっくりな若き王・嬴政(えいせい)に出会います。嬴政はクーデターで国を終われそうになっていましたが、信が力を貸して内乱を鎮めます。嬴政は、国を統一することを目指していました……というのが映画第1作のストーリーです。
この半年後、突然、秦の隣国・魏の国が、国境を越えて侵攻を始めました。嬴政が治める秦の国は、魏を迎え討とうと、蛇甘平原(だかんへいげん)に軍を集結させます。信は歩兵として戦うのですが、戦に向かう途中、故郷が同じ尾平(びへい)と尾到(びとう)に再会します。
この戦では、歩兵が5人組になり運命共同体として相手に対抗する戦法をとることになりました。ひとチームのまとまりを“伍”(ご)と呼ぶのですが、信は、尾平・尾到の兄弟と、ちょっと頼りない澤圭(たくけい)、それに、子どものような風貌で哀しい目をした羌瘣(きょうかい)と伍を組むことになりました。他の伍と比べると、信の伍はずいぶん弱そうです。
羌瘣は、武芸の身のこなしが抜群で、頭も切れるのですが、素性が謎で周りに心を開こうとせず、信は接し方に戸惑います。
戦場に着きました。戦況は秦の国にとってかなり不利な状態です。信の上官・縛虎申(ばくこしん)は、無謀な命令をします……。
原作は「週刊ヤングジャンプ」連載で、現在コミックス65巻・累計発行部数9000万部を突破した原泰久の人気漫画です。
2019年に映画第1作が公開されて大ヒット。多くの人が待っていたこの2作目も佐藤信介監督が手がけました。
奴隷として過酷な労働を強いられながら武術を身につけ、天下の大将軍になることを目指す少年・信を山﨑賢人が演じます。
のちに秦の始皇帝になる若き王・嬴政に吉沢亮が扮しています。
今作で新たに重要なキャラクターとして、俊敏な動きで敵と戦う羌瘣が登場。清野菜名が演じています。
魏の総大将は戦の天才と呼ばれる・呉慶(ごけい)将軍で小澤征悦、かたや秦の総大将は戦と酒に明け暮れる猪突猛進型の麃公(ひょうこう)将軍で豊川悦司です。
信と故郷が同じ尾平と尾到の兄弟は、岡山天音・三浦貴大。ちょっと頼りない伍のリーダー・澤圭は濱津隆之です。