2025年大阪・関西万博開幕まで1000日となった7月18日、兵庫県立美術館(神戸市中央区)でシンポジウムが開かれ、子どもたちに向けて「空飛ぶクルマ」も展示された。 「空飛ぶクルマ」は人を乗せて空を移動するモビリティー(乗り物)。大阪・関西万博での実用化が期待されている。(※記事中「空飛ぶクルマ」関連の画像提供は株式会社SkyDrive)
■「ひょうごフィールドパビリオン」~新たな価値観の展開 斎藤元彦・兵庫県知事
基調講演した斎藤元彦・兵庫県知事は、大阪府財政課長時代に2025年の万博開催地が大阪に決定したことに触れ、大阪・関西万博の機運を兵庫からも盛り上げたいと述べた。
そして「水上交通を使えば、兵庫(神戸)から会場の人口島・夢洲まではすぐ。海をつないだ兵庫に多くの方々にお越しいただき、県内全体をパビリオンに見立て、SDGS(持続可能な社会)を体現する”ひょうごフィールドパビリオン”を是非とも実現したい」と訴えた。
■「1970年大阪万博では携帯電話、さあ今回は…空飛ぶクルマ?」親子で見て、触れて…
また「空飛ぶクルマ」を見学した神戸市長田区の小学5年の男子児童(11)は「将来、空飛ぶクルマに乗って世界旅行に行きたい」と話した。男子児童の父親は「1970年の大阪万博では携帯電話が将来のツールとして紹介され、それが今では当たり前の世の中になった。こうして”空飛ぶクルマ”を見て、触れることが出来たのは子どもの記憶の大きなインパクトになる」と話した。