2025年大阪・関西万博の開幕まで1000年となった7月18日、東京と大阪で開幕1000日前記念イベント「1000Days to Go!」 が開かれ、公式キャラクターの愛称が「ミャクミャク」に決定したと発表された。 "脈々と"受け継がれてきた歴史や文化といった意味を込めた。(※記事中、東京会場の画像提供・2025年日本国際博覧会協会)
一般公募は2022年4月にスタート。全国から3万3000通以上の応募があった。8つの最終候補に絞られていたが、発表当日の7月18日午前に選考委員会が開かれ、決定した。「ミャクミャク」という愛称を応募したのは2人(1984、2002年生まれ)。
キャラクターは赤い球体が連なる万博のロゴに青色の生物のようなものが一体となっている。日本語表記はカタカナのみ(英語表記はMYAKU-MYAKU)。
応募者はコンセプトについて、「人間のDNA、知恵と技術、歴史や文化を”脈々と”未来に受け継ぐ」「初めてキャラクターを見たとき、赤色と青色が”動脈と静脈”を連想」「人類文明のつながりや、国際的なつながりを、”脈”という言葉で表現することができる」などとコメントしている。
東京会場の東京スカイツリー(東京都墨田区)は大阪・関西万博のイメージカラー、赤・青・白にライトアップされた。協会会長を務める経団連の十倉雅和会長は「みんなで共に作る万博、誰もが参加できる万博を目指し、メッセージを力強く発信して共創の和を広げていきたい」とあいさつした。来賓として出席した岸田文雄首相は「万博を最新の先端技術によって時代を切り開き、社会課題を解決していく機会にしたい」と述べた。
地元・大阪会場のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ・大阪市此花区)には約2000人が集まった。若宮健嗣万博担当相が1970年の大阪万博に触れ「ミャクミャク、伝統と歴史を(脈々と)つなぐ、世界に向けて人と人との関係を(脈々と)つなぐといった、さまざまな意味に解することが出来る」とコメントした。