「僕が払うよ」←本音「“私も出す”と言ってほしい」!? 令和の男女カップル デートにまつわるお金事情 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「僕が払うよ」←本音「“私も出す”と言ってほしい」!? 令和の男女カップル デートにまつわるお金事情

LINEで送る

この記事の写真を見る(1枚)

 今年6月、内閣府が公表した『男女共同参画白書 令和4年版』のなかで「20代男性のおよそ4割はデートの経験がない」という調査結果が発表され、大きな話題となった。

 その理由について、ネット上ではさまざまな議論が交わされた。なかでも、恋愛や結婚にメリットが少ないと感じる人が増加していること、そもそも出会いが少ないこと、若者が経済的に厳しい状況に置かれていることなどが挙げられ、結果的にデートそのものにかける金額も減少しているのではないかといわれている。

 昨今のデートにまつわるお金事情について、大阪の結婚相談所「結サロンなごみ」で代表を務める成山和水さんに話を聞いた。

1回のデートにかける費用は?
1回のデートにかける費用は?

 ひと口にデートと言っても、交際前後では外出先や1回のデートにかける費用も変わってくるのだそう。交際前の1・2回目のデートで選ばれやすいのはカフェやランチで、成山さんの体感では、数百円から数千円程度の会計を男性側が支払うパターンが多いという。

 一方、交際が始まってからは、1回のデートにかける費用は1人5000〜6000円程度になるそうで、割り勘で支払うカップルが増えているのだという。

 成山さんによると、都心部に住んでいる人の方が「デートの費用は男性が支払うもの」という考えを持つ傾向にある反面、地方では、結婚相談所を介したお見合いであっても割り勘で支払いをする男女が多いのだそう。

 この理由については、「地方に比べると、都心に住む男性の方が収入があることが多いので、地域柄や考え方の違いというよりも、1回のデートにどれだけの予算をあてられるか、という経済的な理由が大きいと思います」と語った。

 デートを重ねていくと、男性が支払いをしてきたというカップルにも、お会計の持ち回りを考え直すべき時期が訪れるという。というのも、「僕が出すよ」と気持ちよく支払いをしてくれる男性であっても、心の底では「私も出すよと言ってほしい」と考えていることが多いからだという。

 ただし、これは金銭的な負担を軽くしたいという思いからではなく、「女性側の気遣いや思いやりを感じたい」「しっかりとした金銭感覚を持っている女性だと確認して安心したい」という気持ちによるものなのだそう。

LINEで送る

関連記事