林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2022年7月18日放送回に、株式会社FiveHangoutsの代表取締役(COO)・淵上優さんがゲスト出演。スポーツとデジタルマーケティングをつなぐための取り組みについて、話を聞いた。
24歳から起業し、事業買収、上場グループの経営、大手企業のコンサルティングやベンチャー企業を複数社立ち上げ、海外企業の日本法人の経営等さまざまな実績と経験を持つ、淵上さん。2016年4月に立ち上げた株式会社FiveHangoutsでは、デジタルマーケティング人財のプロシェアリング事業と海外企業の日本参入支援事業を主に展開している。
その淵上さんは、中高時代にJリーグのサンフレッチェ広島ジュニアユース(3期生)や同ユース(6期生)でプレーし、プロサッカー選手を目指した実績を持つ。
「本気でプロのサッカー選手を目指すもその夢は叶わず……そのかわり、ビジネスで成功してサンフレッチェ広島のスポンサーになって恩返しをしたいと思っていました」
その思いは2020年、現実のものに。古巣のサンフレッチェ広島とのスポンサー契約を果たしている。
そんな淵上さんたちが今、手掛けている事業の1つが、スポーツとデジタルビジネスの融合だ。株式会社FiveHangoutsは、GOAL APP JAPAN 株式会社の事業提携パートナーとして、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ選手やブラジル代表FWネイマール選手らが所属する世界的サッカークラブ・パリサンジェルマン(フランス)の公式ライセンス語学学習アプリ『GOAL(GO And Learn)TM-パリサンジェルマンと学ぼう』日本語版リリースに携わっている。
「このアプリは、好きな選手が先生(ヒーローティーチャー)となって、選手の名前やポジション、出身地を学べるほか、『レストランに行った時』『試合前のワンシーン』など、様々なシチュエーションを通してゲーム形式で外国語を勉強できるのが特徴です。クリアしてポイントがたまれば、ユニフォームやサイン入りグッズなどがもらえたり、そのために学ぶという(仕組み)。面白いアプローチになっていると思いますし、スポーツエンタメと言語はすごくかけ離れているようにみえますが、言語はコミュニケーションのベース。そういったものをスポーツコンテンツと一緒に学ぶことで、よりカジュアルに体験ができます。クラブからしてもサッカーだけでなく、言語学習のアプリという新しい切り口で、ファンとのエンゲージメントを高めることができます」(淵上さん)
同アプリは2022年3月に日本語版がリリース。英語・スペイン語・フランス語の3言語を学ぶことができ、淵上さんいわく「サッカーだけでなく、バスケや野球にも応用できるはず。スポーツファンに限らず、今後海外クラブを目指す国内の選手などにも需要が見込まれますし、新たなビジネスモデルとして展開させていきたい」と、多くの可能性を秘めた取り組みであることがうかがえる。
また、クラウドファンディングに関するコンサルティングやマーケティングにも長けている同社。今回のアプリ日本語版リリースに際して7月11日(月)から株式投資型クラウドファンディング「CAMPFIRE Angels」にてGOAL APP JAPAN株式会社の株主募集も行っている。スポーツファンや投資に興味を持っている一般ユーザーだけでなく「アスリートにとって今後のキャリアにおける選択肢の1つになれば」(淵上さん)という思いも込められている。