《明石歩道橋事故21年》明石市、入庁1年目職員に教訓語り継ぐ「ここで、まだ悲鳴が聞こえる」市民を守る使命誓う | ラジトピ ラジオ関西トピックス

《明石歩道橋事故21年》明石市、入庁1年目職員に教訓語り継ぐ「ここで、まだ悲鳴が聞こえる」市民を守る使命誓う

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 真剣な眼差しで聞き入る若手職員を前に、下村さんは「雑踏の中で抱きかかえていた息子を自分の腕で絞め殺す形になってしまった。ここ(歩道橋)を訪れると、あの時の悲鳴が聞こえ、体が熱くなり、息苦しくなる。遺族や被害者は同じ思いをしている。まさか自分がこんな事故に巻き込まれるなんて、これは皆さんが思うこと。さまざまな事件・事故は自分で防げないこともある。台風などが来たら(イベントを)中止する勇気、判断も必要だ」と語りかけた。

「想いの像」には7月21日、早朝から献花に訪れる市民も
入庁1年目職員ら「事故はいつ起きるかわからない 敏感に気付いて発信が必要」「風化させてはいけない」 「市民の安全が第一」

【明石歩道橋事故】
2001年7月21日午後8時45~50分ごろ、兵庫県明石市の花火大会会場の大蔵海岸と最寄りのJR朝霧駅を結ぶ歩道橋で発生。殺到した見物客が折り重なるように転倒し(群集雪崩)、0~9歳の子どもと高齢者計11人が死亡、247人が負傷した。

「想いの像」には7月21日、早朝から献花に訪れる市民も
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