絵が苦手という人のなかには「もっと絵をうまく描けるようになりたいけど、どうしたらうまく描けるのかわからない……」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。そんな悩みを抱える人たちを中心に、6月6日に発売された『はじめてのデッサン教室 60秒右脳ドローイングで絵が感動的にうまくなる!』(西東社)が話題になっています。
観察眼や描写力を劇的にアップさせられるとした独自のメソッド「60秒右脳ドローイング」を使った指南書で、「気軽に挑戦できる」という手軽さから話題となり、発売から1週間で重版が決定しました。
著者は、デッサンのオンラインスクール「ピリカアートスクール」で代表を務め、これまで1万人以上にデッサンの指導を行いながら、メディアにも多数出演している松原美那子さん。
「60秒右脳ドローイング」とは、デッサンにかける時間を60秒に制限することでテクニックのことを考える言語的な左脳を抑制し、形をとらえる右脳のはたらきを最大限に引き出す上達法。左脳のはたらきを抑えることで、絵の上達に大きく関わってくる観察力や、描写力が飛躍的に向上するのだとか。
本書ではこのメソッドを効果的に用いつつ、アタリ(対象物をバランスよく描くため、大まかな位置を取る線のこと)のとり方、影のつけ方、立体感や質感の出し方といった、デッサンに必要な基礎的なテクニックもわかりやすく解説しています。 右脳を使って形をとらえる感覚をみがきながら、デッサンの基礎も取りこぼさず学んでいく。そうすることで、初心者であっても最短距離で絵の上達を実感できる内容となっています。
原理は理解できましたが、果たして本当に絵は上達するのでしょうか……? そこで、シンガーソングライターでラジオパーソナリティとしても活躍する近藤夏子さんが、実際に挑戦。絵はあまり得意ではないそうなのですが、実践前後での変化を比較するため、事前に「ニンジン」と「ゾウ」を描いてもらいました。