舞台に近いだけが『良席』とは限らない コンサートの座席 音楽好きは後方も「最高」な場合が…PAに関係 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

舞台に近いだけが『良席』とは限らない コンサートの座席 音楽好きは後方も「最高」な場合が…PAに関係

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 大阪城ホールのような大会場でも、すべての席に音が行き届くよう調整しますが、やはり、スピーカーから近い場所や、正面から外れた場所では多少バランスが変わってくるものです。このため、PAエンジニアがステージの対面でミキシングする場合には、そこで聴く音が一番「良い音」と言えるでしょう。また、ステージ全体の照明演出などが見渡せるのも、ある程度の距離がある席ならではの良点です。

 せっかくライブに来たからには……特にアイドルのコンサートなどでは、可能な限り近くで観たい! と思う気持ちを抱く人も多いと思います。そのケースだと、まぎれもなく「一番前の席」が「神席」と言えるでしょう。しかし、そのアイドルやトップアーティストと渡り合うPAエンジニアの近くの席も、最高の音が聴けるという意味で「良席」というわけです。

 良席を手に入れるためには、ファンクラブ会員の先行予約で申し込むなど、お金や時間もかかりますが、遠い席になってしまっても、その席が音響・照明ブースの近くであれば「良席」と考えてみてはいかがでしょう。もちろん転売されたチケットを買うのはNGです。

※ラジオ関西『おしえて!サウンドエンジニア』 2022年7月31日放送回より

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【放送音声】2022年7月31日放送回

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