夏休みを迎え、全国各地でオープンキャンパスが開催されている。受験を控えた高校生にとっては進路選びに影響する重要なイベントだが、近年、内容が様変わりしてきているという。兵庫・神戸市にある「流通科学大学」(西区)もその一つ。スタッフとして準備を進める学生に話を聞いた。
応じてくれたのは、同大学人間社会学部人間健康学科3年の光岡壮真さんと、商学部経営学科2年の平見祐梨さん。
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――お二人は、現在どのようなことを学んでいらっしゃるのですか?
【光岡壮真さん(以下、光岡さん)】 僕は人間社会学部人間健康学科に所属しています。コミュニケーション関係の授業を取ることが多く、体のつくりや、レクリエーション・アイスブレイク(人と人との間で生じる緊張を解きほぐす方法)などの対人コミュニケーションについて学んでいます。人と話すことが好きで、福祉関係など人と関わって手助けする仕事に就きたいのでこの学科を選びました。
【平見祐梨さん(以下、平見さん)】 私の所属する商学部経営学科では、会社の経営の仕方を学んでいます。高校生の頃からカフェが好きで、いつかカフェの経営をしてみたいと考えています。
色んな会社が取り組んでいる戦略を理解しながら深めていくといった、実践的な授業などがあります。将来経営したいカフェは、様々なところから来たお客さんがつながれる場所にしたくて、ゲストハウスのような部分も併設するお店にしたいと考えています。
――大学へはどちらから通っていらっしゃいますか?
【光岡さん】 出身は兵庫県の姫路市で、実家から通えないこともないのですが学生寮に住んでいます。国際交流施設があり、留学生と異文化交流ができるのが魅力で寮を選びました。中国、ベトナムなどアジア圏内の留学生が多いながら、皆さん日本語を勉強しているので、英語や中国語を話せなくてもコミュニケーションをとることができます。
【平見さん】 私は岡山出身で、大学の近くに下宿しています。私の周りでは下宿をしている人はけっこう多く、3分の1くらいが下宿生。福島県や沖縄県出身の人もいます。