神戸市は17日、出産直前の妊婦や、透析治療を受けている人が新型コロナウイルスに陽性となった場合、患者を受け入れる医療機関に臨時の支援金を出すと発表した。
市によると、8月1日から14日までに、陣痛の後に陽性が判明してかかりつけ医に断られ、保健所が緊急の受け入れ先を探した妊婦が4人いた。そのほか、妊娠37週以降の妊婦24人が陽性となっている。
出産直前の妊婦を受け入れる医療機関には、1人あたり30万円を、また、かかりつけでなくても、陽性となった妊婦を月に1人以上受け入れる医療機関には、150万円を支給する。
また、陽性となった透析患者の通院や入院を受け入れた病院には、1人あたり1日に1万2千円を支払う。軽症の患者は、外来対応が可能な医療機関で透析しながら自宅療養できるようにし、重症化した患者については円滑に入院できるようにする。
神戸市内では、8月1日から14日までに、透析治療を受けている95人が新型コロナウイルスに陽性となっている。なお、支援する期間はそれぞれ、8月17日から10月16日までの2か月間。