――軽症とはいえ、重症化しないか? という心配もあります。
そうですね。「大丈夫だ」と思って自宅などで療養していても、症状が悪化してしまうこともあり得ます。その場合には、県のコールセンターに相談したり、発熱外来の受診を検討したりしてください。
――県民に伝えたいことは何でしょうか?
目の前に広がっている光景を見て、「コロナ前にかなり近づいてきたな」と思う人は多いでしょう。しかし一方で、医療現場は災害時のような状況になっています。どれだけ医師や看護師が頑張っても、医療の資源は限りがあります。今すぐ医療にかからなければ、助からない命が数多くあります。だからこそ、軽症の方や若い方はこの制度を利用し、『今すぐ助けないといけない命』を助けてほしい。このことが、ひいては家族や仲間のため、すべての人のためになる行動だと思います。「オール兵庫」で第7波を乗り越えましょう。