ジャガイモやトリュフが「悪魔の産物」!? フランスで初めてレストランを開いた男の“復讐劇”とは 映画『デリシュ!』 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ジャガイモやトリュフが「悪魔の産物」!? フランスで初めてレストランを開いた男の“復讐劇”とは 映画『デリシュ!』

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「指示された料理だけを作れ」と命じられていたマンスロンは、宮廷料理人を解任されます。

 マンスロンは、調理場でいっしょに働いていた息子を連れて故郷の自宅へ戻りました。もう料理はしないと決めています。

 ところがある日、マンスロンに料理を学びたいという女性ルイーズが訪ねてきます。

ルイーズ「弟子にしてください」

マンスロン「料理人は辞めた」

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 自暴自棄になっているマンスロンを息子のバンジャマンが心配します。

「このまま人生をあきらめないで」

 ルイーズは、デリシューが元でマンスロンが料理人を辞めたことを知っていました。マンスロンから料理を学びたいと繰り返し訴えます。

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 マンスロンは、ルイーズの強い熱意に押されてついに彼女を弟子にします。

 ルイーズは働き者でした。彼女の真っ直ぐな思いに触れるうちに、マンスロンは料理への情熱を取り戻していきます。

 ルイーズはマンスロンに提案します。公爵にマンスロンの料理の腕を思い知らせてやるためここでレストランを開こう、というのです。

 マンスロンは自宅を改装し、世界で初めて庶民が食事をするためのレストランを開きます。店はたちまち評判となりました。

 シャンフォール公爵が店の存在を知り、食事に訪れることになりました。ところがその前日、マンスロンは手に大やけどをしてしまいます。

 一方、ルイーズは公爵に対して恨みがあり、復讐心を抱いていました……。

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 この作品は、美食の国・フランスで初めてレストランを開いた男の物語。

 18世紀の人々は食べていくのに必死で、外食を楽しむ概念はありませんでした。豪華な食事を楽しんでいたのは貴族だけのステータスでした。家以外の場所で食事する機会は稀で、今でいうレストランはまだ生まれていません。

 貴族と庶民が同じ場所で食事をすることは考えられなかった時代にレストランをオープンする、フランスのグルメ時代劇です。

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