『ソース』のまち・神戸! 料理別に使い分ける関西人のこだわり 「関東では何にでも中濃ソース」←本当!? |

『ソース』のまち・神戸! 料理別に使い分ける関西人のこだわり 「関東では何にでも中濃ソース」←本当!?

LINEで送る

この記事の写真を見る(8枚)

 たこ焼きソースも甘口で、なかにはかつおだしの風味を加えているものも。お好み焼きとたこ焼きは、どちらも子どもの口に合うように甘口のものが多いです。

 焼きそばソースは、香ばしさと香辛料の多さが特徴。甘みが強いお好み焼き、たこ焼ソースで代用する場合には、醤油を少し入れるといいそう!

◆神戸発! “もったいない精神”から生まれたソースとは?

 神戸には、定番のお好み焼やたこ焼きソース以外にも面白いものが……。

 ウスターソースを作る際、野菜や果物の繊維質、溶けきらなかった香辛料がタンク底に沈殿(ちんでん)します。沈殿液は「どろ」と呼ばれ、ソース作りにおける「じゃま者」とされてきました。しかし、「どろ」にはうまみやコクがあり、廃棄されるのはもったいない! ということで生まれたのが「どろソース」。甘みのあるお好み焼きソースとは違い、味が濃くて辛いのが特徴で、料理のアクセントや隠し味にも使えます。

お好み焼きのアクセントに!(提供:オリバーソース株式会社)
お好み焼きのアクセントに!(提供:オリバーソース株式会社)
カレーには辛味をプラス!(提供:オリバーソース株式会社)
カレーには辛みをプラス!(提供:オリバーソース株式会社)

 道満さんは「神戸とソースは密接な関係にある。神戸の人がその魅力に気付き、ぜひ県外にも発信してほしい」と話します。いつも同じソースを使うのではなく、違う商品を食べ比べてみるのも面白いかもしれません。

(取材・文 岡本莉奈)

LINEで送る

関連記事