林歳彦氏(会社経営者・環境活動家)と、フリーアナウンサーの田中大貴(元フジテレビアナウンサー)がパーソナリティーを務めるラジオ関西『としちゃん・大貴のええやんカー!やってみよう!!』2022年9月5日放送回に、「副業アカデミー」を運営する株式会社レベクリの代表取締役・小林昌裕さんがゲストとして登場。副業についての思いなどを語った。
小林さんが運営する『副業アカデミー』とは、自身に合った実践的な副業スキルを学べる、日本初の副業専門スクール。講座内容は株式投資などの投資系から、インターネットの物品販売系、WEBライターなどスキルを活かせるものなど、副業に関する20種類以上のラインナップがあるという。各業界の第一線で活躍するプロが講師をつとめ、彼らのノウハウを惜しみなく提供することで、副業未経験から100万円単位の月収を得られるようになった受講生も数多くいるのだそう。
かつては副業を禁止している企業が多かったが、現在は副業を認めている企業が増えている、と語る小林さん。そもそも企業が副業を禁止しているのは「本業に支障が出る」といった懸念からきているものであり、「その懸念は否定できないが、企業側にとっても副業を解禁するメリットがある」として、次のように具体例を明かしながら副業のよさを説明する。
「主なメリットは採用活動です。現在、求職者の80%が『副業OKの企業で働きたい』と思っているというデータが出ているんですね。例えばうちの会社はまだまだ小さなベンチャー企業ですが、副業していこうねという方針なので、事務員募集1枠に対して1,600人からエントリーが来ているんです。それくらい副業OKを求めている求職者がいるということですよね。企業にとって副業を認めることはリスクもありますが、そこをコントロールして条件付きの認定型副業でも良いので(副業を)認めれば、エンゲージメントが高まるというメリットもあると思います。なので、今は企業に対して副業を認めませんかという提案も行っています」(小林さん)
ただ、まだまだ国内における「副業」のイメージはネガティブなものが多いと小林さんは話す。
「(副業で)『お金を稼ごう!』って、なんとなく悪いイメージが拭えてないんですよね。なのでそこに向き合っていく必要があると思っています。今は円が弱くなって国の借金も増えて……と不安の多い状況で、自分や自分の家族を守れる力をつけないとマズいな、という意識を持つ人も少なくありません。じゃあその不安に対して何ができるかという話なんですが、独立するとなるとリスクが高くて難しいんですよね。一方、副業なら再現性が高くてリスクも低くて始めやすいというメリットがあるんです。副業なら本業で収入を得たり貯金しながらできるので、その良さをより多くの方に伝えられたらと思っています」(小林さん)
最後に今後の展望について、小林さんは「個人に対しては、難易度の低いものから本格的なものまで(副業)のラインナップを拡充して、多くの人に副業の良さを伝えていきたいです。企業に対しては、認定型副業の導入や支援、講演を強化して『副業が当たり前の時代』になるような、そういった社会に向けての活動を進めていきたいです」と述べていた。