兵庫県の自動車整備士の技能を競う「第18回兵整振自動車整備技能競技大会」が9月11日(日)、「メッセみき」(三木市福井)で開催されました。
この大会は、車社会において整備事業の第一線で活躍している自動車整備士の技能に対し、適正な評価を行い、技能、サービスのより一層の向上を促すとともに、職責に誇りと励みを与え、かつ、競技大会を通して整備士相互の連帯交流を強める一方、整備業界の公共性と教育訓練・技能練磨の姿勢を広く社会に示し、整備業界に対する正しい理解と認識を高め、業界の健全な発展と自動車の安全確保及び環境保全に寄与することを目的に、一般社団法人「兵庫県自動車整備振興会」主催で開かれています。
出場対象は、兵庫県自動車整備振興会会員事業場に勤務し、かつ、自動車整備資格(一級、二級、三級のいずれか)を要する方で、各支部より2名が出場できます。
今回は、兵庫支部、淡路支部、加古川支部、姫路東支部の4チームで競いました。
午前10時30分、一般定期点検整備及び故障探求の実車競技(60分)でスタート。11時30分から一年定期点検結果及び故障内容をユーザーに説明するアドバイザー競技(10分)、12時から、電子制御装置が正しく作動するかを確認、調整するエーミング作業(40分)の競技が行われ、メッセみきの会場内は、選手や審査員の緊張感が広がる中、応援者の拍手が響いていました。
優勝したのは、淡路支部の上田一尋さん(38)と尾嶋重行さん(38)で、「優勝と聞いた瞬間、頭が真っ白になりました」「初めての出場で緊張しましたが、淡路島から駆けつけてくれた応援のおかげです」と語りました。
優勝した淡路支部の2人は、11月26日、東京ビッグサイトで開かれる全日本自動車整備士技能競技大会に兵庫県代表として出場します。