看板は「目玉のおやじトースト」 昭和ノスタルジックな店内とジャズが心地よい『珈琲館 初音屋』(兵庫県西宮市) | ラジトピ ラジオ関西トピックス

看板は「目玉のおやじトースト」 昭和ノスタルジックな店内とジャズが心地よい『珈琲館 初音屋』(兵庫県西宮市)

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「目玉のおやじ」といえば、水木しげる作『ゲゲゲの鬼太郎』に登場する人気キャラクターのひとり。アニメ・漫画界において、年配から小さな子どもまで幅広い層に彼ほど認知されているキャラクターは、なかなかいないのではないでしょうか?

 その目玉のおやじに見立てたメニューで話題なのが、阪急・阪神「今津」駅を降りてすぐにある喫茶店『珈琲館 初音屋』(兵庫県西宮市)です。

今津駅から降りてすぐの喫茶店

 同店のオープンは昭和52年(1977年)。外観から内観にいたるまで「ザ・純喫茶」。まだ昭和の匂いが色濃く残るこの喫茶店に、まさに目玉となるメニュー「目玉のおやじトースト」があります。

マホガニーカラーの渋い店内は純喫茶そのもの

 いったいどんなトーストなのでしょうか? そして、作者・水木しげるや『ゲゲゲの鬼太郎』とはどんな関わりが……?

入口には「目玉のおやじトースト」の看板が!

 実際に店舗におじゃまして、マスター・立花吉博さんに話を聞いてみました。

マスターの立花吉博さん

――喫茶店をはじめたきっかけは? オープンしてみて苦労はありましたか?

 ただただ「コーヒーが好き!」というだけで、脱サラしました。それまでコーヒーを点(た)てた事もなく、店舗経営すること自体が初めてで。そもそも接客業をしたことがなかったので、最初はお客さんの顔を見ることもできなかった。だからオーナーなのに洗い物担当でした(笑)。洗い物のあいまに自分でコーヒーを点てたり、少しずつお客さんと会話ができるようになって……どんどん楽しくなっていったんです。

――なぜコーヒーを好きになったのですか?

 親父がコーヒー好きな人で、しょっちゅう飲んでいたんですよ。こどものころから見てましてね。高校生にもなると、僕自身すっかりコーヒーにハマっていて。喫茶店にもよく行きましたし、注文するのはいつもコーヒーでした。

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