【神戸市】西区・西神中央に新ホールと図書館の複合施設 10月1日オープン | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【神戸市】西区・西神中央に新ホールと図書館の複合施設 10月1日オープン

LINEで送る

この記事の写真を見る(11枚)

 神戸市西区の西神中央に、10月1日、多目的ホールと図書館の複合文化施設「なでしこ芸術文化センター」がオープンする。

 神戸市営地下鉄西神・山手線の西神中央駅周辺の再整備の一環として、駅の西側に誕生する、なでしこ芸術文化センター。同施設内には「西神中央ホール」と、市立西区文化センターから移転する「西図書館」が併設される。10月2日からはホールで開館記念公演が行われる。

10月1日にオープンする「なでしこ芸術文化センター」
10月1日にオープンする「なでしこ芸術文化センター」

 神戸市では、西神中央駅周辺のリノベーション・再整備を進め、今年2月には新しい西区役所や商業施設「エキソアレ西神中央」がオープン。また現在工事中のプレンティ広場や周辺マンションも一体的に整備し、居住環境を含めた新しいライフスタイルの拠点作りを進めている。

 移転オープンする新たな西図書館は、共用部を含めた約3,000平方メートルの広さに約30万冊の本を収蔵でき、市内の地域図書館で最大の広さと所蔵数になる。これまで10万冊を所蔵していた旧西図書館から、新設される書庫を含め3倍の収蔵が可能で、開館当初の約20万冊から今後蔵書数を増やしていき、最終的には約30万冊になる予定だという。

約30万冊を収蔵できる新西図書館
約30万冊を収蔵できる新西図書館

 1階部分は絵本と児童書で、2・3階は一般書や学習室のフロアとなる。フロアの本棚には展示台がついており、表紙を見て気になった本が手に取りやすいような配列が施されている。「文学のコーナー」ではジグザグした形の本棚を散策しながら本を探すことができるのも特長だ。

広々として開放的な空間 新西図書館
広々として開放的な空間 新西図書館

 またカウンターやスツール、ベンチ、自習やパソコン利用ができる学習室など、多様な座席が全部で313席設置される。そのうち、約120席には座席予約システムを導入する予定。会話をしながら相談できるグループ学習室、静かに本を読みたい人には3階の「サイレントエリア」など、目的に合わせた利用が可能。おはなしの部屋、対面朗読室、学習室、セミナー室などの機能スペースも充実している。共有スペースではカフェが併設され、ドリンクを飲みながら本を読むこともできる。図書館エリアだけでなく、建物内のどこへでも本を持ち出せるのもうれしい。併設されるホールの公演を待つ間、あるいは共有スペースでお茶をしながらなど、いろいろな楽しみ方ができる。来年(2023年)1月には、予約図書のセルフ受け取り棚や自動返却機も導入予定だ。

 西図書館の館長・石川絵理さんは「新西図書館は、新しい出会いや新しい発見がある本の広場をコンセプトに、 様々な目的で来館された利用者が快適に過ごせる滞在型図書館を目指している。これまで図書館を使ったことがないという方も、みなさんに楽しんでいただけるような図書館になれば。西神中央駅からすぐなので、ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と話していた。


【「西図書館」HP(神戸市HPより)】
【「西神中央ホール(なでしこ芸術文化センター)」HP】

【『サンデー神戸』番組HP】

LINEで送る

サンデー神戸 | ラジオ関西 | 2022/09/18/日 09:00-09:30

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

関連記事