3)製氷室の氷は袋に入れる
製氷室の氷や冷凍室の食品等に付着している霜が溶けると、ドアを開けた際にこぼれる場合があります。氷が解ける前に、袋等に入れましょう。食材の保冷としても活用することも可能です。
◆日頃からできる! 冷蔵庫の災害対策
【冷蔵室の備え】
入れる食品は、容量の7割程度が目安。パンパンに詰めると、冷気がまんべんなく循環せず冷えが悪くなります。また、冷気の吹出口や吸込口はふさがないようにしてください。
【冷凍室の備え】
冷蔵室と異なり、食材や冷凍食品を、基準線を目安にすき間なくきっちり詰めるのがポイント! 凍った食品が保冷剤の働きをしてお互いに冷やし合うため、冷凍効率が高まります。
「きっちり詰める」ためには、ブックエンドを利用して立てて収納したり、四角い保存容器を使ったりすることも有効的です。小分けにしたごはんや冷蔵冷凍兼用ペットボトルを入れておくと、保冷剤としても役立ちます。
◆避難しなければならないときは?
まずは人命を守ることが最優先ですが、余裕がある場合には避難の前に電源を抜いておきましょう。停電復旧時に圧縮機(コンプレッサー)に負荷がかかることや、電力超過で冷蔵庫の保護装置が作動することを防ぐためです。
停電が起きても慌てずに対応できるよう、普段から備えておきましょう。
(取材・文 岡本莉奈)