さて皆さん、稲穂が頭(こうべ)を垂れて、いよいよ収穫の時期がやってきました。美味しい新米が市場に出回る季節でもありますね。田んぼ全体を見渡し、たわわに実った刈り入れ間近の稲を見ていると毎年思うんです。稲のひと株で、一体なん粒のお米が出来るのだろうか……と。
「よし、今年は調べてみよう!」と思い立ち、農家の方に稲をひと株分けてもらいました。家に帰り、早速手で丁寧にひと粒ひと粒取り外し。さらに、ひと粒ひと粒取り外し……。
約1時間ほど経過してビックリ! なんと、この時点でひと株に付いている米粒のたった10分の1も取れていなかったんです。取っても取っても、「まだ!?」「これだけ!?」という感じ。手作業で米粒を取るのって、本当に大変!
実際に手作業で取り外してみてわかりましたが、脱穀機を発明した人は天才ですね! 結局、全部外すのに5時間ほどかかってしまいました。
さあ、そしてここから、ひと粒ひと粒数えていくんです。1、2、3、4……。
数えはじめてから気づきました。米粒を取るときに一緒に数えたらよかった(笑)。
こちらも結局、数え終えるまでに約2時間半かかりまして、ようやくひと株で出来る米粒の合計数が判明しました! 結果は、4562粒でした!