”ファインバブル”と呼ばれる細かい泡で汚れを洗い流すシャワーヘッド「ミラブル」で知られる株式会社サイエンス(本社・大阪市淀川区)が、2025年大阪・関西万博に向け「人間洗濯機」を開発している。
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サイエンスはこの”ファインバブル技術”で2030年までにSDGs達成を目標にしているが、それまでにやってくる2025年大阪・関西万博開催まで、世間を”あっと”驚かせるような取り組みを進めるという。題して『うそやろプロジェクト』。
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今をさかのぼること52年前、1970年の大阪万博でサンヨー(三洋電機・現パナソニック)製の人間洗濯機の展示が注目され、多くの来場者が最先端の技術に“あっと”驚いた。50年が過ぎた今、”近未来型の人間洗濯機”の出現に期待が高まる 。
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大阪万博で最も話題を集めた展示の一つが、三洋電機(現・パナソニック)が出展した人間洗濯機「ウルトラソニックバス」だった。当時10歳だったサイエンスの青山恭明会長は、千里丘陵の会場で展示されていた人間洗濯機を見て心を奪われたという。
当時は宇宙開発への憧れもあり、流線型や球型で宇宙船などの飛行物体をイメージしたデザイン『スペースエイジ・インテリア』が斬新的とされた時代。
青山会長はこの感動を胸に、次世代の子どもたちに向けても 「うわ~、うそやろ」「そんなんできるわけない」と、衝撃と感動を与えるものを作らなければいけないと力を込める。
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サイエンスが開発している「人間洗濯機」は、最先端の”ファインバブル技術”でアップデートした浴槽という位置づけ。単に体を洗浄だけではなく、美しい映像や音楽を楽しみながらがら“こころ”を解きほぐし、癒しの空間の提供も目指している。センサーで交感神経・副交感神経の状態を計測し、利用者が最もリラックスできる環境を整え、ストレスの多い現代社会でお風呂の時間を快適にすることで、心身ともに健康を取り戻してほしいという願いを込めているという。
大阪・関西万博開催まで3年と迫る。「シャワーヘッド開発の原点は『環境と人にやさしい商品づくり』」と話す青山会長にとって、「人間洗濯機」はその延長線上にある。
【サイエンス オフィシャルウェブサイト】
【2025年日本国際博覧会・大阪ヘルスケアパビリオン ~Nest for Reborn~ ウェブサイト】