横浜流星にある“少年”の心 清々しい青春映画『線は、僕を描く』 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

横浜流星にある“少年”の心 清々しい青春映画『線は、僕を描く』

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 横浜流星演じる大学生がたまたま、水墨画の巨匠に見初められて弟子入り……。映画『線は、僕を描く』が、10月21日(金)に全国東宝系で公開されます。

 主人公は、大学生の青山霜介。アルバイト先の絵画展設営現場で、水墨画を見ます。霜介の目から涙があふれました。霜介はある出来事で深い悲しみを抱えています。

 この現場で、水墨画家の巨匠・篠田湖山が巨大な紙にライブで描く筆の迫力に霜介は圧倒されます。

サブ9=

 湖山は舞台の上から手招きし、霜介に声をかけました。

「私の弟子になってみない?」

 どういうわけか霜介は巨匠に気に入られ、その場で一方的に内弟子にされてしまいます。

サブ4

 霜介が水墨画を学ぶ日々が始まりました。湖山の屋敷で墨のすり方と筆の基本的な使い方を習い、手本を見ながら一枚、もう一枚と課題を描き続けます。

「先生、どうですか」

「もう一回、描きなさい」

「先生、どうでしょう」

「もう一回」

 霜介がアドバイスを求めても湖山はもう一回、としか言いません。

サブ2

 湖山邸には、霜介とは別に女性の弟子がいました。湖山の孫・千瑛です。

「先生はね、人に教えることが絶望的にできない人なの。私だってまともに教えてもらったことないし」

 千瑛は、霜介にも理解できるようゆっくりと筆さばきを見せてやります。

「すごい!」

「水墨は筆の中にどんな色をつくるか、それをいかにコントロールするかが勝負なの」

 霜介が通う大学では、友人たちが水墨画サークルを立ち上げたところでした。霜介は千瑛に依頼します。

「うちの大学で水墨画の講義をしていただけませんか」

 千瑛は断ろうとしますが、湖山に背中を押されて依頼を引き受けます。

サブ1
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