「この世界の正体を掴みたい」 スペースデータ佐藤航陽 テクノロジー駆使してより良い現実世界を目指す | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「この世界の正体を掴みたい」 スペースデータ佐藤航陽 テクノロジー駆使してより良い現実世界を目指す

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 連続起業家兼アーティストのCEOセオとフリーアナウンサー田中大貴がパーソナリティを務める『セケンテー/ぼくらは囚われない』(ラジオ関西 毎週木曜午後8時30分~)。10月13日の放送では、株式会社スペースデータ、株式会社レットで代表取締役社長を務める佐藤航陽(さとうかつあき)さんがゲストに登場。所有しない生き方やメタバースの今後について語った。

株式会社スペースデータ、株式会社レットで代表取締役社長を務める佐藤航陽さん(写真左)、パーソナリティのセオ(同中央)と田中大貴(同右)

 パーソナリティのセオは、以前本人から聞いた「ものを所有しない」という生き方に衝撃を受けたそうで、佐藤さんを「興味・好奇心で生きている人」だという。佐藤さんいわく、極力多くのものを持たないという生き方が指すのは、物質的な『もの』だけではないのだそう。

「人間関係や組織においては、極限まで手に持たないというスタイルを貫いています。何かを持ってしまうことで縛られてしまい、思考回路もそっちに引っ張られちゃうのがいやで。可能性が減っていくのがすごくこわいんですよね」(佐藤さん)

 世間体に囚われると、社会の評価や多くのものを所有することになる。対して、何も持っていなければ、自分の好きなように自由に動くことができる。この考え方を「これこそまさに世間体だと思いませんか?」と問いかけるセオに対し、佐藤さんはこのように答えた。

「皆さんいろんなものに気をつかいすぎなんですよね。自分の所有しているものが、誰かが持っているものよりも小さかったり弱かったり感じてしまう。だから『大きくしたい』『もっといいものが欲しい』ってなるわけで。持っていなければ比較のしようがないじゃないですか」(佐藤さん)

 パーソナリティを務める田中が「『世間体』という言葉をどのように捉えますか?」と尋ねると、「自分でゼロから基準や軸を作り出すことって、やっぱり相当苦痛だと思うんですよね」と切り出した佐藤さん。「逆に、私とかセオさんみたいに『全部振り払ってでも新しい道を作るんだ』っていうのは、相当ドMなだけですよ」と続け、ブース内は笑いに包まれた。

 評価経済といわれる現在を、セオは「メンタルを相当痛める社会」だと評する。人の10倍ほどの情報を仕入れてしまうという佐藤さんも、情報過多でパンクしてしまわないよう「自分で入口を狭めるように制限して、ノイズを極力減らすという努力をしている」と語った。

 物理的に人と会う機会を制限しているという佐藤さんは、仕事はすべてオンライン上でのみ行い、基本的に人と顔は合わせず音とメッセージでのコミュニケーションのみ。さらに、現在は「BizDev(ビズデブ)」(事業開発を意味する「Business Development」の略)でも、1度も顔を合わせることなく、お互いのプロフィールさえわかっていない状態でのプロジェクト進行を行なっているのだという。


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