ヴィッセル神戸、FW藤本憲明の契約満了を発表 クラブ初冠の立役者「新国立で皆で歌った神戸讃歌は今でも鳥肌」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ヴィッセル神戸、FW藤本憲明の契約満了を発表 クラブ初冠の立役者「新国立で皆で歌った神戸讃歌は今でも鳥肌」

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 ヴィッセル神戸は30日、FW藤本憲明選手(33)との契約満了に伴い、2023シーズンの契約を更新しないことが決まったと発表した。

 1989年8月19日生まれ、大阪府富田林市出身の藤本選手は、ガンバ大阪の育成組織や青森山田高校、近畿大学を経て、社会人となってからはJFL、J3、J2、そしてJ1と駆け上がってきたストライカー。大分トリニータから2019年の途中、ヴィッセルへ加わり、その年の天皇杯では決勝戦でゴールを決めるなど、チームの初タイトル獲得に貢献。2021年途中には清水エスパルスへの期限付き移籍も経験しつつ、今シーズンからクリムゾンレッドに復帰し、背番号21で再起を図ったが、長期の負傷離脱もあり、この1年ではJ1リーグ戦3試合、天皇杯1試合の出場にとどまっていた。

藤本憲明選手 2022年10月18日に撮影(写真:ラジオ関西)

 藤本選手はクラブを通じてコメントを発表。「ロッカーの片付けがこんなに寂しいのは初めてです。3年半ほぼ毎日使ったロッカー。ほぼ毎日会っていた選手、スタッフ。いぶきの森も、ノエスタも。応援し続けてくれたファン、サポーター。なにもかも寂しい。もっと活躍したかったし、喜んでもらいたかった。なかなかそれは達成できなかったのが悔しい」と、本音も吐露。

 それでも、「勝った時の神戸讃歌は最高の時間で、新国立で皆で歌ったのは別格で今でも鳥肌です」と、クリムゾンレッドのサポーターと喜びを分かち合った思い出は格別だったよう。

 また、「ただひとつ目標ができました。必ず這い上がってノエスタのピッチで活躍して、神戸に勝ちたい。活躍している姿を見せたいと思わせてくれるサポーターには感謝しています」と、新たな思いも発表。

 そして、「たくさんの出会いがあり、指導者の人たちは両手じゃ足りない程になりました。笑笑 日本、世界を代表する選手たちとトレーニング、試合をできるなんて、数年前の自分じゃ想像をはるかに超える出来事で選手たちにもとても感謝しています」と、ヴィッセルでの経験は大きなものになったという藤本選手。

「今まで一緒に頑張ってきた家族にも感謝していますし、これからも『トモニイコウ』と思います。必ずまたヴィッセル神戸は優勝できると信じています。VAMOS VISSEL!! ありがとう、愛しています」と、最後まで藤本選手らしい惜別のコメントを残していた。

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