INAC神戸、貫いた攻撃スタイル 後半の4ゴールで逆転勝利 なでしこFW田中美南は2試合連続得点 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

INAC神戸、貫いた攻撃スタイル 後半の4ゴールで逆転勝利 なでしこFW田中美南は2試合連続得点

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 女子サッカーのプロリーグ「2022-23 Yogibo WEリーグ」は、30日、第2節の3試合が行われ、連覇を目指すINAC神戸レオネッサは、ホームのノエビアスタジアム神戸で、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースに4-2と勝利。なでしこジャパン(日本女子代表)FW田中美南選手の2試合連続得点などで、開幕2連勝を達成した。

喜び合うINAC神戸の選手たち(写真:ラジオ関西)

 開幕戦から今節はスターティングメンバーを1人変更。FW髙瀬愛実選手が田中選手と2トップを組む形で試合に臨んだ、INAC神戸。前半から攻勢を仕掛けるも、守備を固める千葉Lの壁をなかなか突破できない。すると、25分、相手の前半唯一のシュートで先手を奪われる。その後、反撃に出たいINAC神戸だったが、「前半は攻めあぐねる形で、なかなかチャンスが作れなかった」(INAC神戸・朴康造監督)。

 それでも、ハーフタイムに入る際、中盤の要の1人・伊藤美紀選手と朴監督がベンチ前で話しあったり、三宅史織選手、土光真代選手、守屋都弥選手がホワイトボードを使いながら戦術を確認したりするなど、すぐさま修正を図る様子が見受けられたINAC神戸。朴監督が「サイドチェンジで相手を揺さぶりながら中央をつけていこうという指示を出した」なか、後半に臨むと、劣勢を跳ね返したのは、前半機能できなかった右サイドからだった。59分(後半14分)、守屋都弥選手の右クロスを、ファーで水野蕗奈選手が頭で折り返すと、そこに詰めていたのが、髙瀬選手。豪快なヘディングシュートはクロスバーにあたってゴールイン。重苦しかった雰囲気を、INAC神戸一筋14年目となるストライカーが打ち破った。

 さらにその2分後、エースが貴重な一撃を決める。61分(後半16分)、左サイド寄り、敵陣ペナルティーエリア手前でボールを受けた田中選手が、相手をかわして右足を振り抜くと、強烈なミドルシュートがゴール右スミに決まり、あっという間に逆転に成功した。

ゴールパフォーマンスを見せるINAC神戸の田中美南選手(写真:ラジオ関西)

 64分(後半19分)、千葉LのMF鴨川実歩選手に直接FKを決められて2-2とされるも、動じないINAC神戸はその5分後、再び逆転。69分(後半24分)、中央の田中選手が右サイドへ展開し、そのボールを受けた守屋選手が精度の高いアーリークロスをダイレクトで供給。これをゴール前に走り込んだ髙瀬選手が身体ごと押し込んだ。

ゴールを決めたINAC神戸FW髙瀬愛実選手(11番)をチームメイトが祝福(写真:ラジオ関西)

 なおも攻撃の手を緩めないINAC神戸は、85分(後半40分)、ダメ押し点を獲得。カウンターから田中選手がうまくキープし、中央へパスを送ると、そのボールを成宮唯選手が狙いすましてミドルシュート。これがきれいにゴールへ吸い込まれ、千葉Lを突き放した。

ダメ押しとなる4点目を決めたINAC神戸MF成宮唯選手(左から3人目) (写真:ラジオ関西)
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カンピオーネ!レオネッサ!! | ラジオ関西 | 2022/10/31/月 18:30-19:00

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