このアニメは「君の名は。」「天気の子」などで知られる新海誠監督の新作です。
声の出演は、鈴芽役がオーディションで1700人を超える中から選ばれた原菜乃華。草太役は、新海監督が「内面の豊かさ」を源とする美しい声、としてSixTONESの松村北斗をオーディションで起用しました。
二人を支えるすずめの叔母が深津絵里、草太の祖父が松本白鸚。さらに染谷将太・神木隆之介・伊藤沙莉・花瀬琴音・花澤香菜らがキャラクターを演じます。
原と松村はともに声優を務めるのが初めてで、今作のキャラクターを演じる喜びと緊張感を語っています。
原は、中学1年のときに新海作品を初めて観た、として「新海監督作品の大ファンであるがゆえに、不安やプレッシャーも大きいですが、監督はじめスタッフキャストの皆さまと一緒に、鈴芽として、喜び、怒り、悲しみ、楽しみ、たくさん悩み考え、成長していけたらと思っています」とコメントしました。
また松村も新海監督の作品に出演するのは「想像のできないこと」だったと明かし、「アフレコは初めての経験なので最初は緊張しましたし、声だけで表情と感情を出さないといけない難しさもあり、いくら練習してもできないこともいっぱいありましたが、監督やスタッフの方々のおかげで変わっていくことができました」と話しています。
アフレコは今年8月から行われて、およそ1か月半もかけて収録したそうです。アフレコへ臨むにあたって、二人は新海監督に質問や不安をぶつけていたということですが、時間をかけるなかで声の演技に磨きがかかっていきました。クランクアップの日は、原・松村・監督の3人とも満面の笑みで手ごたえを味わう充実ぶりだったそうです。
今作の音楽は、RADWIMPSと世界で活動する映画音楽作曲家・陣内一真が組み、ロードムービーの世界を表現しました。主題歌「すずめ」のボーカルはTikTokの動画が話題の十明（とあか）です。
神戸を舞台とした場面は物語の前半にたっぷりと描かれていて、二宮筋商店街（中央区、JR三ノ宮駅北側）や新神戸駅の風景が登場します。劇場アニメ『すずめの戸締まり』は、11月11日（金）公開。（SJ）
