11月3日から6日までの4日間、兵庫県淡路市の国営明石海峡公園で、運動会競技によるスポーツの祭典『UNDOKAI WORLD CUP2022』が開催された。
世界中の人々が健康であり続ける社会の実現を目指そうと、個人や企業・団体を対象に、年齢・性別・国籍を問わず、誰もが楽しめる運動会競技をはじめ、20種類のスポーツコンテンツを通して、心身の健康を育む機会を作ろうというこのイベント。「日本最大級の運動会」は、淡路島で2016年よりスタートし、今回で5回目。2019年度以来、実に3年ぶりに実施された。
運動会では、大玉転がし、大なわ跳び、玉入れ、大玉運びなど、おなじみの競技が好天のもとで多数行われ、参加者が存分に楽しんでいた。
また、会場では、アスリートによるワークショップも同時開催。北京オリンピック400メートルリレーの銀メダリスト・朝原宣治氏による走り方教室や、元プロ野球選手の鳥谷敬氏と今成亮太氏による野球教室やトークショー、サッカー元日本代表DF波戸康広氏(淡路島出身)と女子サッカー・WEリーグ初代女王のINAC神戸レオネッサの選手たちによるサッカー教室なども行われ、子どもたちがスポーツ界のレジェンドたちと汗を流すとともに、彼らの話に興味深く耳を傾けていた。
この運動会に両親と一緒に参加したという埼玉県の近田陽輝(はるき)くん(9)は小学校3年生のときから野球を始めているそう。「鳥谷選手や今成選手とキャッチボールや守備練習をしてもらってうれしかった。将来はプロ野球選手になりたいです!」と眼を輝かせていた。
『UNDOKAI WORLD CUP2022』を企画運営した株式会社パソナグループの担当社員は、「企画から準備や運営をパソナ社員やスタッフで手作りでやって来た。天候にも恵まれ地域の皆さんのご協力とご理解、もちろん他の地域の人たちにも喜んでいただけるイベントを心掛けた。淡路島の素晴らしいロケーションとともにさらに頑張りたい」と語っていた。
(取材:黒川良彦)