水産資源の保護や、海や湖沼・河川の環境保全の大切さを広く知ってもらおうと、「第41回全国豊かな海づくり大会～御食国（みけつくに）ひょうご～」が、11月13日に明石市で開催される。テーマは「広げよう 碧く（あおく）豊かな 海づくり」で、12日・13日には県立明石公園で関連行事「豊かな海づくりフェスタ2022」が催されるほか、大会当日は県内3か所にサテライト会場が設けられる。
この大会は1981（昭和56）年から毎年開催されている歴史ある大会だが、旧・香住町（現・香美町）で第2回大会が開催されて以来、兵庫県で開催されるのは2度目で、同じ都道府県内で複数回開催されるのは全国で初めて。
13日は、午前と午後で内容が分かれる。午前は、明石市立市民会館で式典があり、豊かな海づくりに係る活動の功績団体表彰や、水域の環境保全等を題材とした最優秀作文の発表、漁業者からのメッセージなど。午後は、明石港のベランダ護岸で海上歓迎・放流行事があり、瀬戸内海の伝統的な漁法を紹介したり、約100隻の漁船団がパレードをしたりするマダイ、ヒラメの稚魚の放流もある。
また、大会当日には「サテライト会場」が設けられる。姫路市の妻鹿漁港（「ぼうぜ鯖祭り」）、新温泉町の浜坂漁港（「浜坂みなとカニ祭り」）、淡路市の道の駅あわじ（「淡路水産まつり」）の3か所では、海産物がふるまわれるほか、地元の水産物等の販売や、観光PRがある。
シンガーソングライターの植村花菜さん（川西市出身）が作詞・作曲した大会テーマソング「いのちをつなぐ碧い海」はYouTubeなどで視聴できる。
◆第41回全国豊かな海づくり大会兵庫大会の公式HP
◆大会テーマソング「いのちをつなぐ碧い海」 YouTube（作詞・作曲：植村花菜）
