サッカー・J1、ヴィッセル神戸のMF汰木康也選手が、10月22日に行われたキッズサポーターとのイベントに登場し、子どもたちからの質問に応えた。
今シーズンからヴィッセルに加入した汰木選手は、左サイドの攻撃的なポジションで、持ち味のドリブルをいかして活躍し、J1リーグ戦で32試合出場。5得点5アシストなど、チームの得点に多く絡み、クリムゾンレッドで存在感を示した。また、J1第34節終了後に行われた2022年のファイナルセレモニーでは、チームで最も活躍した選手とされる「三木谷良一賞」に選出されている。
ヴィッセル神戸と、オフィシャルスポンサーの神戸トヨペットが毎年、ホームゲームのときに開催している、サポーターが選ぶMVP「トップギア賞」。今シーズン、選ばれた選手を代表して、10月22日、神戸市内で行われた贈呈式に汰木選手が登場した。
会場には抽選で選ばれたキッズサポーターも来場。汰木選手との写真撮影会なども行われ、子どもたちにとっては思い出に残る1日となった。そのなかで、汰木選手が「キッズ記者」たちの質問に応える時間も設けられ、一つひとつの質問にクリムゾンレッドの16番が丁寧に応じていた。
汰木選手と子どもたちの質疑応答の様子は次のとおり。
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――タオルを投げてもらったときにいい匂いがしました。香水は何を使っているのですか?
【汰木選手】 質問ありがとうございます! 試合前に、普段使っている香水と同じものを、結構強めにまいているのですが、それがたぶん強めについていたと思います。最近使っているのは……(答えるのが)難しいな(笑)……エルメスというブランドの好きな匂いがあって、それを試合のときにいつもよりいっぱいかけているから、いい匂いがしたんだと思います。
――なんで背番号を16番にしたんですか?
【汰木選手】 難しいなぁ(笑)。今年、神戸に移籍してきましたが、移籍してくるときに、神戸の人に「〇番と●番と◆番が空いているから、好きな番号を選んでね」と空いている番号をいくつか言われました。そのなかで、自分が一番つけたかった14番が、一緒に移籍してきた槙野(智章)選手に狙われちゃったというのがあって(笑)。どうしようかなと考えていたときに、番号が14と16で近いというのもあり、16番というイメージがなかったので、自分が神戸の16番に、「神戸の16番は汰木康也と思ってもらえるようにしよう」という思いで選びました。
――汰木選手はいつもコーナーキックを蹴るときに何を意識して蹴っていますか?
【汰木選手】 そうですね……、チームの作戦であまり言っちゃいけないんですが(苦笑)。手前に蹴るのか、奥に大きいボールを蹴るのかという決まりごとがある程度あって、ちゃんと狙ったところに、手前か奥に行くように意識して蹴っています。
――ドリブルが上手くなる練習方法はありますか?
【汰木選手】 僕が小学校のときは、コーンやマーカーを5個から10個くらい並べて、ずっと公園で一人で、それをジグザグにドリブルしたり、横向きでジグザグにドリブルしたりしました。とにかくボールにたくさん触ること(が上手くなる近道)だと思います。本当に時間があったら公園に行って、一人でサッカーをしていましたし、家の中にも何個もボールがあって、本当に朝から夜まで時間があったら家の中でもドリブルをしているくらいサッカーが好きだったので。それぐらいいっぱいボールを触ったら、もっともっと上手くなれると思います。