もともとはダイビング向けの時計「ダイバーズウォッチ」は、深い海の中での使用に耐えうる高い防水性や視認性のほか、逆回転しないベゼルをはじめ、様々な機能が備わっていることが求められます。例えば、200メートル潜れるのか、500メートル潜れるのか、また、ダイビングスーツの上から簡単にベルトの長さを調節できる機能が付いているのかなどによって、価格が大きく変わってきます。予算別のおすすめモデルを、登録者数が6万7千人を超える「腕時計YouTuber」であるRYさんが、『やさしい腕時計』(ラジオ関西Podcast)で解説しました。
◆予算別のおすすめダイバーズウォッチ
まずは10万円台で買えるダイバーズウォッチから。RYさんがまずすすめるのが、「セイコー SBDC101」(約14万円)です。いわゆる“ファーストダイバー”のデザインを継承しています。国産で初めてセイコーが発表したダイバーズウォッチを現代風に蘇らせたモデルで、「スタイリッシュでハンサムな和製ダイバーズ。都会にもばっちり似合う凛としたデザインですね」(RYさん)。
次に30万円台。RYさんのおすすめは今年の新作、「モンブラン 1858アイスシー」(約36万円)。モンブラン初のダイバーズウォッチであり、RYさんも「カッコ良さ」と「美しさ」に思わずうなったといいます。文字盤が氷河のような模様になっており、ベゼルを回した時の感触も最高。RYさんは「このモデルが30万円台からで買えるのはお買い得感がありますね」舌を巻きます。
50〜60万円台では、おすすめの腕時計が3本あります。まずは「チューダー ブラックベイ58」(50万円~)。鉄板な1本ではありますが、ヴィンテージライクでいぶし銀な雰囲気の腕時計。若者が着けても、オジサマが着けてもすごくかっこよくセンスの良い1本です。
次にRYさんも所有している「オメガ シーマスターダイバー300M」(約66万円~)。精度が高く、耐水性、防水性もあり、耐磁性は時計界で最強クラスという驚異的なスペックを持つ時計です。「細部の作り込みもきれいで、工業製品の最高峰といえます。ジェームズ・ボンドが愛用しているのも納得の1本です」(RYさん)。