3本目は「ジン UX」(約50万円~)。これまでに紹介してきたブランドに比べると、やや知名度は劣りますが、ドイツ最新鋭の潜水艦Uボートの鋼鉄をケースに使用するなど「本物」の1本です。海水耐性はもちろん傷にも強く、5000メートルという驚異の高い防水性や、特殊なオイルを時計ケースに注入することであらゆる角度からも視認性が高い、といったようなまさにジンの技術を結集した最強の時計です。RYさんは、「5000メートル潜るなんてのは非現実的で明らかなオーバースペックではありますが、こういうモデルをさらっと日常で使うのもかっこいいですよね」と評します。
最後は、100万円台からおすすめを3本紹介。まずはRYさんが「やっぱり外せない」という「ロレックス サブマリーナー」。ダイバーズウォッチの礎を築いた伝説的な時計であり、実用性を追求するロレックスの魂が込められた時計です。ロレックスは、どうしても資産価値やネームバリューに話題が集まりがちですが、実はそうではなく、実直に実用性を追求しているのがロレックスだとRYさんは言います。
次に「パネライ サブマーシブル」(100万円前後から)。RYさん曰く、「海の時計ブランドといえばパネライとそんな印象がありますが、そんなパネライが本気で作るダイバーズウォッチ」。屈強な見た目でありながらイタリアの風を感じるお洒落な1本です。
100万円台のおすすめダイバーズウォッチ、最後は「ジャガールクルト ポラリス」(100万円前後~)です。ジャガールクルトといえば、古くは部品供給メーカーとして始まり、パテック・フィリップやオーデマ・ピゲなど名だたる有名ブランドにムーブメントを提供してきた超絶技巧の技術屋集団です。ドレッシーな薄型の時計を作るのが得意なイメージですが、そんなブランドがスポーツモデルを作るとこうなるのか、という、上品なダイバーズウォッチとなっています。
ダイバーにとっても、そうでない人にとっても魅力的なダイバーズウォッチ。ここでは紹介しきれなかったおすすめのダイバーズウォッチが何本もあります。皆さんも自らの生活の中で活躍してくれるであろう、お気に入りの1本を見つけてみてください。
(ラジオ関西Podcast『やさしい腕時計』 #22『「ダイバーズウォッチ」はこう選ぶ! 価格別おすすめ7選』より)