――ゴンドラ結婚式の醍醐味でもある「スモーク」は、どのようにして作っていたのですか?
【宮本さん】 砕いたドライアイスをお湯に入れる「スモークマシーン」があったので、それを利用していました。ファンを回して、よりスモークが広がるように演出していましたね。多いときだと1日に10組くらいの挙式があったので、裏はバタバタでした(笑)。
――どのような人の利用が多かったですか?
【宮本さん】 「目立ちたい!」という新郎新婦が多かったです。開業から5年ほどはゴンドラ結婚式の需要はかなりありました。あとは、お子様に乗ってほしいというご両親からのご要望も多かったですね。結婚式は両家の親が決める時代だったので「派手に記念に残るように」と、芸能人がやるような巨大ケーキなどの演出もよくされていました。
――現在のゴンドラ結婚式の特徴は?
【宮本さん】 現在は、自分達にしかできない演出プランを強く希望される新郎新婦が多いです。2人がゴンドラに乗って降りるだけじゃなく、しっかりストーリーを作って、音楽を選び、ミュージカルのワンシーンのような演出をされている方が多いですね。その1つとしてゴンドラが利用されています。
――どのような人が利用するのでしょうか?
【宮本さん】 「ゲストを喜ばせたい!」という方の利用が多いです。ゲストを驚かせるために、新郎新婦ではなく両家の親御さんが乗ることもあります。親御さんのなかには「ハデ婚」ブーム時にゴンドラ結婚式をされた方もいらっしゃるので、「懐かしい!」という声もよくいただきます。
ほかには、お子様のプレゼントをゴンドラに乗せて届けたり、ビンゴ大会などで利用されることも多いです。「ゲスト満足度=自分の満足度」と考え、「ゲストの喜ぶ顔を見て自分達も楽しみたい」という思いの方が多いですね。