作品テーマは“1970~2025 そして未来へ”。1970 年の大阪万博開催から半世紀を経て、未来予想図が現実となり、さらに次の未来への起点となる2025年への夢と期待を込めて発信している。
作品のデザインはアートディレクターの藤沼重人氏。またこの作品の中心となる曼荼羅は、ペイントアーティストのさとうたけし氏が描き下ろした。チベットの“砂曼荼羅”を思わせるようなデザインが立体的に浮かび上がる姿は圧巻だ。
「Osaka Flower Carpet 2022」完成セレモニーでは、大阪観光スペシャルサポーターの塩月希依音さん(NMB48)が「このフラワーカーペットを前にライヴをしたい!」とコメント。大阪・関西万博が開催される2025年に20歳になる。
さらに万博公式キャラクター「ミャクミャク」と、吹田市のイメージキャラクターで、なにわの伝統野菜「吹田くわい」がモチーフの「すいたん」が登場した。
参加した大学生たちは、「新型コロナウイルスの影響で思うようなキャンパスライフを送れなかった時期もあったが、少しずつ地域のボランティア活動やイベントのサポートに加わるようになった。関西大・社会学部1年の女子学生は「カーネーションの花びらの鮮やかな色や繊細な感触を改めて感じた」と話す。
マレーシア、ベトナム、ドイツ、ハンガリーなど、さまざまな国の交換留学生も一緒に作り上げた「Osaka Flower Carpet 2022」、27日まで開催される。