TRFのDJ KOOがパーソナリティをつとめる『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』(ラジオ関西)では、音楽をはじめとしたさまざまなテーマについてDJ KOOがトークを繰り広げ、リスナーの元気をリブート(再起動)させる。11月26日放送回では『映画音楽』をテーマにさまざまな映画のサウンドトラックを紹介し、映画にまつわる思い出を振り返った。
まず紹介されたのは、2022年公開の映画『ONE PIECE FILM RED』から、Adoの『新時代』。作曲者の中田ヤスタカと交流があるというDJ KOOは「彼(中田ヤスタカ)はDJフィールドというか、実際DJやオーガナイザーをやったりしていますし、そのときに一緒にDJをやったりもしてましたね。だからすごくDJゴコロというか……。おどらせるような、いろんなビートを集結させて作り上げたこの『新時代』には、流石だなというリスペクトを感じますね」とコメントした。
さらに、歌手・Adoについては「何で“アド"っていうか知ってます? これ、狂言の用語が元になっているそうなんです」と豆知識を披露。
「狂言では主役を“シテ"、相手役や脇役のことを"アド"と呼ぶそうなんですよ。たとえば、今回でいうと主役がワンピースという作品。その相手役を音楽でしっかり果たしてるのかなと感じますよね」(DJ KOO)
次に紹介されたのは、同じく2022年公開の映画『トップガン マーヴェリック』とその前作である『トップガン』(1986)に使われたケニー・ロギンスの『デンジャー・ゾーン』だ。
1986年の第1作目公開から、36年ぶりの続編となる『トップガン マーヴェリック』。リアルタイムで前作を観ており、今作は家族で観に行ったというDJ KOOは「今作は“今の時代"のトップガンだなと感じましたね。もちろん感動したんですけど、昔だったら1番仲のいい戦友が最後に亡くなったりしてたんですよ。でも今の時代だと亡くならずに、なるべくハッピーに終わらせてるんじゃないかなと感じましたね」と、独自の解釈を述べていた。
そして、次の話題は「自分が好きな映画」について。DJ KOOは「第1位が初代ゴジラ」だと話す。
「白黒映画だった初代の『ゴジラ』(1954)が第1位ですね。僕はゴジラフリークなので、シリーズで1番好きなのが初代なんですよ。あとは、『キングギドラ対ゴジラ』(1991)、『キングコング対ゴジラ』(1962)も好きです。第2位が『ゴッドファーザー』(1972)か『2001年 宇宙の旅』(1968)かなあ。『千と千尋の神隠し』(2001)も好きです。こうやって映画の話をしていると当時の思い出だったり、自分はこういうものが好きなんだな、と自身を振り返ることもできますよね」(DJ KOO)
映画好きな側面をみせてくれたDJ KOOだが、自身も2020年に公開された北村匠主演の映画『とんかつDJアゲ太郎』に出演した経験がある。
「主演の北村匠くんがDJ役なんですけど、僕はDJ KOO役として、いかがわしいDJの先生役をやらせてもらいました」と、自身の演じた役柄について明かしたDJ KOO。さらに、「北村匠くんとはこの作品での共演をきっかけに『KOOちゃん』『たっくん』と……(笑)。いや、そこまでの間柄にはなってないんですけど、僕としてはとても距離感の近さを感じております」と、当時の思い出を振り返った。
最後に、映画音楽について「映画業界が盛り上がると、音楽業界も盛り上がるように感じますよね。映画でヒットした音楽は、クラブやディスコでもヒットすることが多い。特にバラードなんてそうじゃないですか? 『トップガン』もそうですし、『愛と青春の旅立ち』(1982)だったり『ラ・ブーム』(1982)なんかもそうですよね」と、映画と音楽の繋がりについて語った。
(※ラジオ関西『DJ KOO×REBOOT THE WORLD』2022年11月26日放送回より)