「生後半年まではレベル1~5にすべて当てはまっていました。それから徐々に極限レベルは下がっていきました。大変だったピークは、双子の首がすわるまでは特にしんどかったと記憶しています。授乳や夜間に起きる回数が多く、泣いても同時に抱っこができないので…」
――極限レベル5の幻覚についてですが、元上司以外にも見えた幻覚はありましたか?
「暗い部屋で抱っこして寝かしつけていると、ニコニコ笑った見知らぬおじいさん、おばあさんに囲まれる幻覚が現れ、幻覚に向かって『ありがとうございます…ありがとうございます…』とブツブツ繰り返し言っていました。ご先祖様たちだったと思いたいです(笑)」
――当時の育児体制を教えていただけますでしょうか。
「双子が産まれたころ、主人の仕事は激務で、平日フルタイムで朝は6時に出社。帰宅は午後10時を過ぎることが当たり前の生活でした。生後2か月半までは、実母と義母が1~2週間ずつ交代で、泊まりで手伝いに来てくれていました。義母は片道5時間の距離を来てくれて、慣れない家で嫁(私)とほぼ二人きりでの双子育児で、体を壊してしまいました…。それからは義母の体を第一に、双子育児にはノータッチにしてもらいました。実母は当時から何年にもわたり、病院やイベントのときはもちろん、私がしんどいときに片道1時間半の距離を飛んできてくれました。私たち夫婦だけでは、とても乗り越えられなかったです。それくらい双子育児は過酷でした」
――双子育児の当時と比べて、現在、三女の赤ちゃんの育児はいかがでしょうか?
「双子育児のあとで、さらに3人目という心の余裕もありますが、双子のベビー時代と比べると、はるかに楽です!!赤ちゃんの個性にもよると思いますが、やはりベルトコンベアー2台と比べると、赤ちゃん一人に合わせる生活は楽だと感じます。今はレベル1すら該当しません(笑)」
私的双子育児の極限エピソード(1/3) pic.twitter.com/vE5qO8LMil
— サヤ イイフタゴ絵日記 (@saya_twins1125) November 16, 2022
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サヤさんは三人娘の子育てエッセイ漫画を、Twitter(@saya_twins1125)、Instagram(@saya_twins1125)に投稿しています。
(取材・文=ししまる555)