――泡ミルクセーキパンケーキについてくわしく教えてください。
【金丸さん】泡状に仕立てたミルクセーキをパンケーキに塗って食べます。そもそも当店はパンケーキ自体にこだわりを持っていて。あるとき泡ミルクセーキを開発したら、スタッフ間で「パンケーキよりも美味しい!」と声が上がったんです。そこから、泡ミルクセーキを塗ったパンケーキを口いっぱいにほおばるお客様の姿のイメージが湧いて商品化されたのです。
――「ミルクセーキ」と「昭和レトロ感」は意識されましたか?
【金丸さん】レトロ感は意識していません。「ミルクセーキは飲み物」という固定観念はいったん捨て、「食べるミルクセーキ」だと思って味わっていただけたら。
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「たまご専門 本巣ヱ 苦楽園」では、ミルクセーキを昭和レトロな位置付けにせず、逆に進化を加えた“新感覚”のパンケーキとして発信していました。
世の中にはさまざまなスイーツがありますが、作り手の思いとこだわりを感じながら味わうとより印象深いものになるかもしれませんね。
(取材・文=メタボリック狩森)