「日常や社会で起きた出来事にインスパイアされて、頭で考えるよりも先に心で動けるくらいに自分のなかにいろんな感情や、やってみたいことが溜め込まれている。『僕もそういう状態でありたい』『そんな人になりたい』と思いました」(金山さん)
番組では、「プロデューサー」について語り合う場面もみられた。
クリエイティブ系のプロデューサーである金山さんは、プロデューサーの役割を「原石を拡張する存在」であると定義。「そのモノの価値を何倍にも膨らませることができるような仕事をしたい」と、根底にある考えを語った。
さらに、「これからは“点”に向かう人と、“面”に向かう人に分かれていく」と未来を見据えたうえで「領域をぎゅっとしぼって、“点”に向かって深く行く人が大事だと思います」と断言。
そうした見解を述べながら、「一方で僕はすごくいろんなことに興味があって、つまみ食いがしたい。そういう“面”的な人間が、“点”的な深さを持った人間と組むっていうのもすごく大事。情報量が多くあった方が、その先を輝かせることができるんじゃないかと思っています」と、自身の目指す方向性についても明かした。
TwitterやInstagram、YouTubeなどを含めたSNSやインターネットの普及により、プロ・アマチュアを問わずさまざまな発信が可能となった現代。そんな時代について、金山さんは「1億総クリエイターというだけでなく、1億総プロデューサー時代にもなりうる」とコメントを残した。
最後に、今後の展望についても語ってくれた。
「僕が1番関心があるのは、第4次産業革命。今、第4次産業って定義されていないんですよ。僕には第4次産業の中心地を東京にできないかなっていう野心があって……。だから、第4次産業をどう定義するか、ということにすごく関心があります。それを言語化できたり、こういうことなんじゃないかと仮説を立てられたりしたら、それはすぐに会社やプロジェクトにして、できれば渋谷区でやってみたいなと思っています」(金山さん)
日常生活でのささいな出来事からヒラメキや好奇心を見つけ出し、即座に行動に移す金山さんならではのコメントで番組は締めくくられた。