出雲街道の宿場町・城下町として古くから栄えてきた、岡山県真庭市・勝山。土蔵、白壁・格子窓などの古い町並みが残ることから、昭和60年に県下初の「町並み保存地区」に指定された。酒蔵・旧家・武家屋敷跡が建ち並び、ノスタルジックな町並みとして、年代問わず人気を集めるスポットだ。
勝山の特産品と言えば、“幻の芋”と賞される「やまのいも銀沫(ぎんしぶき)」。伊勢芋をルーツとし、毎年11月〜3月末(収穫状況により変更もあり)にかけて販売される。産地は勝山を含め全国で2か所のみということから、その希少価値がうかがえる。
アクが少ないためすりおろして時間がたっても変色せず雪のような純白を保ち、つきたての餅さながらの強い粘りが特徴。とろけるような食感と濃厚な味わいがあり、和・洋どちらの料理に仕立ててもおいしく食べられる。風味・甘味ともに自然薯に負けないという。
銀沫を使ったとろろご飯は「絶品」だと、食べた人は口をそろえる。うどんやそばにかけたり、お好み焼き、揚げ物にしても存在感は抜群。鍋や汁物にすりおろしを落として楽しむのもアリだ。
そんな旬まっさかりの銀沫を使った料理のある飲食店と販売店を掲載したMAPが作成されており、スタンプラリーが2023年2月28日まで開催されている。
加盟17店舗の中から異なる3店舗のスタンプを集めると“500円割引券”がもらえるという内容。加盟店は、勝山町並み保存地区周辺にあるので「食べ歩き&買い歩き」に役立ちそう。
※ラジオ関⻄『羽川英樹 ハッスル!』2022年12⽉1⽇放送回「岡山県北ハッスル情報」より