――被害にあった場合、まずは警察に連絡するかと思うのですが、弁護士にはどの段階で、どのように連絡したら良いのでしょうか。
【三宅弁護士】 事件にあって、1番最初に接触するのは警察かと思いますが、弁護士にも早い段階で繋がるのがよいと思います。弁護士につながるルートは、弁護士会、法テラス、被害者支援センター、検察庁などがあります。
裁判になってからしか弁護士に依頼できないとお思いの方もいらっしゃいますが、実は、裁判になるかどうかわからない捜査の段階から弁護士に依頼することが可能です。
私たちとしても、被害者の方が支援から漏れてしまうことのないよう、警察、検察、被害者支援センター、弁護士の“横の連携”を大事にして活動をしています。
弁護士は「敷居が高い」といったイメージを持たれがちですが、誰でも気軽に相談することができます。無料で相談できる制度もありますので、まずは悩みをひとりで抱え込まないで、お気軽にご相談ください。
◆三宅勇気(みやけゆうき)弁護士 アーネスト法律事務所(神戸市中央区)
同志社大学法科大学院修了後、2011年に新司法試験に合格し弁護士登録。
現在は兵庫県弁護士会犯罪被害者支援委員会の副委員長として、被害者支援に注力している。