ノーベル賞の晩餐会で提供される日本酒「福寿」をつくる神戸市・東灘区の神戸酒心館(こうべしゅしんかん)に、カーボンゼロ=温室効果ガス排出量ゼロの酒づくりを実現したとしてイギリスの経済紙から「再生可能エネルギー賞」が贈られました。
神戸酒心館では脱炭素への取り組みを進め、酒づくりで使う電力やガスから出るCO2の排出を実質ゼロにした日本酒を世界で初めてつくり、今年10月、「福寿 純米酒 エコゼロ」として発売しました。
米の磨き具合や醸造日数を減らして環境へのダメージを抑えていて、こうした対策が高い評価を受けてイギリスの経済紙・THE DRINKS BUSINESS 社が気候変動対策に取り組む世界の酒メーカーを表彰する「GREEN AWARDS 2022」で、再生可能エネルギー賞を受賞しました。
また「福寿 純米酒 エコゼロ」は、環境にやさしい商品を称えるベスト・グリーン・ローンチを獲得し、ダブル受賞となりました。
神戸酒心館は他の銘柄もすでにCO2排出実質ゼロとして生産していて、世界の市場で日本酒の存在価値を高めたい、としています。店頭に並ぶ神戸酒心館の日本酒は2023年3月にすべてカーボンゼロに切り替わる見込みです。(ラジオ関西ニュース)
◇福寿 純米酒 エコゼロ 720ミリリットル
希望小売価格:1,650円(税込)
原材料:米(兵庫県産)、米こうじ(兵庫県産米)
精米歩合:80パーセント
アルコール分:15度
容器:プリントボトル(ラベルレス)
保管温度:常温