新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2022年も3年続けての中止となった神戸の冬の風物詩「神戸ルミナリエ」に替わる光の祭典「カッサアルモニカ/音楽の宝箱」が9日、始まった。18日(日)までの10日間。
■しあわせ運ぶ、光の聖堂~東遊園地「カッサアルモニカ」
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神戸市中央区・三宮の「東遊園地」をメイン会場に、元町の中華街「南京町」など4か所にも歴代イルミネーション装飾の一部が展示され、極彩色のやさしい灯りが街を照らした。
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神戸ルミナリエは阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂の思いと、神戸の復興・再生への夢と希望を託して、大震災が起きた1995(平成7)年12月に初開催された。以来、震災の記憶を後世に語り継ぐとともに、神戸の希望を象徴する行事として人々に支えられてきた。そして、次回こそはルミナリエ開催ヘ、との願いも込めている。
「カッサアルモニカ」とは、例年神戸ルミナリエのメイン作品として華やかに会場を彩るイルミネーションのひとつ。高さ約11メートル、直径約7メートルのドーム状の作品で、イタリア語で“音楽の家”を意味する。
ルミナリエの発祥の地・イタリアでは音楽のステージとしても使用されている。
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東遊園地の会場でも、カッサアルモニカはコンサートステージに。開催期間中は毎日、さまざまなアーティストが癒しの音楽を奏でるプログラムを予定している。
9日の点灯セレモニーでは、神戸市立桂木小学校(神戸市北区)の合唱団が震災復興を願う「しあわせ運べるように(神戸市の二つ目の市歌)」を歌った。
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