「貴重なハチミツなので、どうしても値段は高くなりますが、体によいプロポリスがたっぷり溶けこんでいることや、甘ずっぱくフルーティーな味わいが好評です。現地でも年々評価が高まっていると聞いています」と上林さん。
ハリナシバチの養蜂は、東南アジアの小さな農家が副業として行っていることが多い。副収入を得られるだけでなく、ハチの受粉によって農薬を使わずに農作物の収穫量を上げられることから、生活の向上にも大きく役立っているという。
また、ハチを飼育することで周辺の自然環境に配慮する意識も高まり、現地ではSDGsに関わる商品としても注目されるように。「ハリナシバチのハチミツは産地ごとに個性的な味わいが生まれるので、オリジナルの味を求めて自然環境を上手に利用した養蜂もたくさん行われるようになってきました」と上林さん。現地に暮らす人々の生活や文化を大切に、かけがえのない熱帯林を保護する取り組みを続けていきたいと語った。
『蜜林堂』には、熱帯の森で育まれたハリナシバチのハチミツが7種類そろい、実店舗では全種類の試食ができる。もちろん、オンラインショップでも購入可能だ。体に優しく、味わうほどに発見がある新しいハチミツにであうべく、ぜひ訪れてみてほしい。(嵐みずえ)
※ラジオ関西『ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!』2022年12月21日放送回、「魅力満載!海峡通信」より
◆蜜林堂
住所:兵庫県神戸市東灘区甲南町4丁目16-11 甲南金沢コーポ1階東
電話:078-855-8396/050-7118-2650
HP:https://mitsurindo.com/