北陸新幹線延伸まであと1年少し、福井・敦賀 歴史ある港と鉄道の街の魅力と変貌を探る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

北陸新幹線延伸まであと1年少し、福井・敦賀 歴史ある港と鉄道の街の魅力と変貌を探る

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 駅前から続くアーケード商店街沿いには、敦賀港開港100周年で完成した松本零士作品の「銀河鉄道999」と「宇宙戦艦ヤマト」のモニュメント計28体が観光客を迎えてくれます。

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「銀河鉄道999」のモニュメント

 そして港まで来ると、かつて敦賀港駅舎だった「敦賀鉄道資料館」があります。

 ここでは1912(明治45)年に日本とヨーロッパを結ぶ欧亜国際連絡列車が走り始めた歴史を、貴重な資料や写真とともに間近に見ることができます。なんと当時、1枚の切符で東京からベルリン(ドイツ)までを乗り継ぐことができたのです。行程は、まず新橋(東京)からは米原経由で金ケ崎(敦賀)までは列車で向かい、敦賀からは船でウラジオストク(ロシア)へ。そこからはシベリア鉄道でロシアを横断してベルリンに向かうという壮大なルート。船なら1か月かかっていたところを、このルートだと17日間で行くことができたといいます。他にもここには、貴重な鉄道資料が数多く展示されています。

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「敦賀鉄道資料館」
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日本とヨーロッパを結ぶ欧亜国際連絡列車のルート図

 また、同館の近くにある1905(明治38)年建造の赤レンガ倉庫「敦賀赤レンガ」の中には、日本最大級の「鉄道と港のジオラマ」(「ノスタルジオラマ」)もあります。他にもこのエリアでは、敦賀港への廃線跡や、現存する鉄道建造物で最古の1882(明治15)年築のランプ小屋「旧敦賀港駅ランプ小屋(金ヶ崎停車場ランプ小舎)」を観ることもできます。

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「敦賀赤レンガ」
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「ジオラマ館」

 そして地元では「けいさん」と呼ばれる北陸の総鎮守・気比神社への初詣や、1939(昭和14)年創業でソースカツ丼が魅力の「敦賀ヨーロッパ軒」にもぜひお立ち寄りください。

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気比神社
(⑫)
「敦賀ヨーロッパ軒」のソースカツ丼

 あと1年あまりの新幹線延伸を待つばかりの敦賀は、まさに“鉄ファンのワンダーランド”。でも、念願の大阪までの延伸は、いったいいつになるんでしょうか……。(羽川英樹)




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羽川英樹ハッスル! (1) | ラジオ関西 | 2023/01/05/木 10:00-11:00

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