「月経カップ」は、折りたたんで膣内に挿入し、経血をためて使用します。メーカーによって8時間～12時間装着可能なため、日中の外出や就寝時に生理を気にせず過ごしていただけます。
膣内で経血をためておくので、ムレやかゆみを感じにくく、経血が酸化することで発生する「におい」もほとんど気になりません。温泉やサウナ、プールにも入れます。
「吸水ショーツ」「月経カップ」どちらも、色々なことを、生理を理由に我慢せず楽しめるのが一番のメリットだと思います。
――生理期間中、トイレに行くタイミングや、着る服に頭を悩ませなくて良くなるのはとても大きなメリットですね！ 実際にはどのような方がフェムテックアイテムを購入されるんでしょうか？
【奥野さん】 例えば「吸水ショーツ」は、10代から60代以上まで幅広い年代の方にお求めいただいています。生理のときでもお仕事の事情などでなかなかお手洗いに行けない方、生理中でもジムやヨガをいつものように気兼ねなく楽しみたい方、ちょっとした尿漏れが気になる方、娘さんに持たせたいと購入される親御さんまで、購入される理由も実に様々です。
産後や加齢による尿漏れ対策のイメージが強い「膣トレ」アイテムも、最近では「湯漏れ（入浴や水泳後、膣から液体が漏れ出てくる現象）」に悩む若年層のご購入も増えています。
他のアイテム（デリケートゾーンケアや膣トレアイテム）も、購入される方の年代にそれほど偏りはなく、幅広い年代から需要があります。
――幅広い年代の方が利用されているんですね。「更年期」に対応したものもありますか？
【奥野さん】 更年期については、世界的に見てもまだまだソリューション（解決策）が少ない領域です。信頼できる情報が何かも分かりにくいと思いますので、迷ったら病院や医院で受診してみることをおすすめします。心斎橋パルコ内の医療モール・Welpaは、「ウェルネスの公園」をテーマに、気軽に立ち寄りやすい環境になっています。心や体の悩みに寄り添うクリニック、カフェ、ショップが集まっていて、医療からセルフケアまでひとりひとりに合った選択肢をご提案しています（要予約）。
その一角にある弊店は、関西唯一のフェムテック専門店です。すでに何かお悩みを感じている方はもちろん、そうでない方も、国内外から取りそろえた多くのフェムテックアイテムに触れることで、自分でも気づいていなかったモヤモヤや解決策に出会えるはずです。
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いかがでしたか？ 女性ならではの悩みやトラブルを、最新テクノロジーで解決しようと進化を続ける「フェムテック」は、今後ますます女性の心強い味方となりそうです。
【最新「フェムテック」事情】
・女性の社会進出にともなって、フェムテックへの需要が高まっている
・「吸水ショーツ」や「月経カップ」など、生理期間も快適に過ごすための新しい選択肢が増えている
・10代～60代以上まで幅広い年代の女性が、すでにフェムテックを生活にとりいれている
（取材・文＝中口のり子）
■【fermata store in Welpa公式サイト】
■【Welpa 公式サイト】
心斎橋PARCO 10階にある、「自分をケアする」ための医療ウェルネスモール。産婦人科、歯科や皮膚科などのクリニック、調剤薬局、台湾ヘルシーカフェスタンド、フェムテック専門店などがそろう。クリニックの待合い時間にドリンクを飲みながらゆったり過ごせるラウンジ、自分の骨格や姿勢が無料で診断できる3Dボディスキャナー（※要予約）も用意されている。
